雑草が優勢な「2畳畑」の活用法
造成当初は「育苗場」として活用しようと思っていた2畳畑。(後ろに見えているのは慣行農を行う父親の畑です)
長年放置されていたこともあり、放っておいても初年度から薬膳ブロッコリーやルッコラがメキメキ育つなど、地力の強さを示してくれていたのですが・・・
その分、なんせ雑草の勢いもすごい!!
この土地で何十年、何百年と種を継いできた個体達ですから、いきなりの新人野菜達(しかも大半が一年草)がやすやすと入り込めるほど甘くはありません。そのため、野菜が負けそうになると周りの草を刈ったり、ちょっと手入れが必要だったんですよね。
苗床として活用しようと試みたところ、初年度はうまく苗が出来たことは出来たのですが、2年目以降は草に負けすぐ消えてしまいます。あれほど強かったこぼれ種ルッコラも3年目には失踪。
辛うじて出来た苗を麦わら農園に移植してもほとんどが死滅。
地力に差がありすぎるため、2畳畑の環境に適応できていても麦わら農園では成長できなかったわけです。
ふかふかの高級ベッドが気に入って入居を決めたのに、無理やり床に段ボールを敷いただけの場所へ引っ越しをさせられたわけですから、、、ふてくされる気持ちも分かりますよね。
そんなこんなで2畳畑の有効な活用法を見いだせず、今日に至ります。
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強健な多年草で活路を!
地力が強いのは、果樹の成長を見ても明らか。
こちらは初年度に植えた暖地サクランボ。
春先には花が満開になるなど、見事な成長を見せてくれております。
上記の写真は、今年買ってきた桜桃さおり。
暖地サクランボも3年前には、こんな棒の状態だったわけですから驚きますよね。
比べてみると一目瞭然!!
お互いが受粉を補う関係になればいいなと、今年新たに2畳畑に植えてみました。
他にもブルーベリーは草に覆われていても枯れずに生き残っていますのでこれも活かしていきます。
2畳の土地に暖地サクランボ、ブルーベリー、桜桃さおりという果樹を配置。
これらは、どんなに草が旺盛でもむしろそのエネルギーを利用して生き残っていけます。
さらに、3年前に蒔いたニラも毎年群生で生えてきますのでこれも活用。
雑草と一緒に地際で草刈りをしても、またそこからグングン伸びてきますので全然問題ありません。
一年草→多年草→樹木という植生遷移の流れから考えても、
樹木や多年草野菜であれば2畳畑で放ったらかしにしておいても生き延びる可能性が高いです。
そこで、今回導入するのが・・・
麦わら農園で増えた島ラッキョウと
先日苗が完成したワサビダイコン。
これら、地下でエネルギーを蓄える種類の野菜であれば周りを草に覆われても、何の苦も無く繁殖してくれるはず!!
一面を地際で草刈りしたあと、ぐるりと囲むように配置を行いました。
真ん中の草がこんもりしている中心にブルーベリーが生えています。
カチカチ土壌の麦わら農園では根菜類を収穫するのはかなり大変ですが、団粒構造でふかふかの2畳畑であれば収穫も容易なはず!!!
さらに、今回実験の目玉がこちら。
里芋です。
これまで湿地帯ゾーンで窮屈そうに茎を伸ばしていた里芋たちですが、2畳畑ならもっと伸び伸び成長してくれるのではと導入を決めました。
ようは周りの雑草よりも高く茎を伸ばし葉を広げることができれば、負けることはないわけです。
こうした雑草に覆われても大丈夫そうな野菜達を中心に植え付け、放ったらかしで様子を見てみようかと思います。
一応、みやま小かぶ、コマツナ、ほうれん草、パクチーなど一年草野菜の種まきも行いましたが、不精な私にはまぁ期待薄でしょう。。。
(もちろん、草の管理を丁寧に行えば大丈夫だとは思います!)
新生2畳畑の誕生!!! どのような展開を見せてくれるのか楽しみでなりません。
あと、ついでにいくつか観賞用の花も植えてみましたが、きっとあっという間に消えてしまうんでしょうね(笑)