命と記憶をつなぐ「野菜のタネ」

つい先日までは一面、色とりどりの花が咲き誇っていた畑。

現在は花の数も少なくなり、青々とした世界が広がっております。(その大半はクローバーですが。。。)

花を咲き終えた野菜達。いよいよ生涯のクライマックスであり最大の役割を果たす時がやってまいりました。

こちらはダイコン。 まだ少し花も残っていますが、よーく見てみると

大量に種を付けているのがわかります!!

冬場、5センチほどまでしか成長できなかったミニミニ大根。

その姿を見て「今年ダイコンはできへんだみたいやな」とまで揶揄されたこともありました。

それにもメゲズ、皆キレイな花を咲かせ種を結び、立派に生を全うしてくれています。

あぁ大声で泣き叫びたいくらいに嬉しい、愛らしい。。。

 

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もちろん種を結んでいるのはダイコンだけではありません。

チンゲンサイ

こぼれ種から育ったルッコラ。また次の世代へとバトンをつなぎます。

ブロッコリーだってこの通り!!! 種蒔きを行って以来ずっと成長を見守ってきたので、こうして種を結ぶ姿をみるのは誇らしいです。 なんでしょう卒業式? 成人式? 

種には親野菜が経験したその土地環境の記憶が刻まれています

子供(タネ)は直接親の顔をみることはできませんが、こうしてサヤの中にいる時に、親と会話をしながらその情報を聞き取っているのではないでしょうか。

この土壌はめっちゃめちゃ硬いし、養分も全然ないんよ

え??じゃあ僕はどうやって育てばいいの??

俺が根を張ってちょっと柔らかくしといたからちょっとは大丈夫や

ありがとう父ちゃん

このあと私達が枯れたら微生物が分解してくれるから、それを養分にしたらええんやよ

ありがとう母ちゃん

俺らの記憶を今度はお前の子供に受け継ぐんや

頑張って精いっぱい生きるんやで!

こういった会話をしているかどうかは分かりませんが、タネ取りを重ねていくうち徐々にその土地になじみ、事実として収量も大きさも変わっていくことは多くの先輩方が経験しています。

こうした野菜だけではなく、雑草もこの例に同じ。

その輪の中に虫や鳥など様々な生き物たちも加わり、有機物が集まる。

有機物は微生物によって無機物へと分解、雨によって植物の根まで浸透しさらに成長。

そうして大地は形成されていく。耕す必要も余分な肥料も必要ありません。

土を耕すことは植物や微生物の努力を壊してその循環を途切れさせること。肥料を使い無理やり肥大させることで野菜の細胞膜は薄くなり虫に食われやすくなる。それを防ごうと農薬が必要となってくる。。。いわば負の連鎖。

自然のバランスを狂わせ、理に沿わないやり方よりも、循環の中に溶け込み寄り添うことの方が楽。協生。それが誠の持続性が可能な農法だと思うのです。

 

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