ナガレヒキガエルの「スーパーおたまじゃくし」

おとといから河川の生物調査のため出張に出かけています。今回は5月の中旬まで!

世の中はGWですか?私にはGWなど関係ないですね。といいますか、毎日お仕事で森林浴、自然界の理を勉強させていただいているわけですから、こんなにありがたいことはありません! 

なんか強がっているような文体になってしまいましたが、本心なんですよ!

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ナガレヒキガエルの「ヨウセイ」を探せ

前回の調査ではナガレヒキガエルの産卵に密着しておりました。

普段は森の奥深くで暮らし、産卵の時にだけ川へと降りてくるというこのカエル。

1年の内、川でその姿を見ることができるのは1週間ほどと大変貴重なタイミングに出会うことができました。

こちらが産み付けられた卵管。メスは1度の産卵で3000個の卵を産むといわれています。

あれから一か月、そろそろあの卵が「ヨウセイ」になっているのではないかと再び調査を開始しました。

ヨウセイです。陽性?妖精? フェアリーになっていたら、それはもう大大大スクープですね!!

久しぶりに産卵場所を訪ねてみると・・・

んんんんんん??????

川底の岩肌全体に無数のゴマ粒状の物体が!!!!

そう、これこそが私が探していたヨウセイこと幼生。

ナガレヒキガエルのオタマジャクシです!! めっちゃ可愛らしいですよね。

ちなみにこのおたまじゃくし、普通のおたまじゃくしではありません。

急流でも生きられるよう進化を遂げたスーパーおたまじゃくしなんです!!!!

この幼生、なんと口が吸盤のようになっていて岩にピタッとくっつくことができます。

激しい流れに耐えられるために進化したと考えられますが、こんな性質を持っているは世界でもナガレヒキガエルのオタマジャクシだけ!! とてつもなく珍しいのです。

吸盤の付いた口をパクパクと開けて進んでいく様は、なんとも愛くるしい!!

キャラクター化したら人気が出るんじゃないかと思うほど。

ナガレヒキガエルは生体はもちろん、幼生まで魅力に満ち満ちた生き物だということがわかりました。

川の中で現在少なくとも10万匹以上はいると思いますが、その中で7年後、大人のカエルとしてこの場所に戻って来れるのはわずか1%以下。 

ここから厳しい生存競争が始まります。

頑張れ小さな命たち!! また再び会える日を楽しみにしております。

そのためにも、川の環境を保ち続けなければいけない。

どうすればいいか? 

わかりますね?

そう、人間が余計なことを何もしなければいいのです。

簡単そうに思えますが、これが何よりも難しい。

存在自体を隠してしまえばいいという方もいるでしょう。

しかし、それは何の解決にもなりません。 存在しているナガレヒキガエルにも失礼です。

そうではなく、こんなひたむきに生きようとしている生き物たちの存在が身近にあると気づいてもらうことで、

自分が何をしてはいけないのか、本質と向き合ってもらいたいのです。

誰かにやれと言われてやることなど、何一つ意味はありません。

自分が理解して行動することが大切。

よしやろう!!と思って、何もせずに見守る。これが一番重要なことなのです。

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