ほたるの川のまもりびと

先日、会社の先輩に教えていただいた映画「ほたるの川のまもりびと」を観て来ました。

半世紀もの間、ダム建設に反対し故郷を守り続ける13世帯54人の住民たちの暮らしを追ったドキュメンタリー。

第5回グリーンイメージ国際環境映像祭の受賞作品にも輝いています。

ホタルが舞い、オイカワが躍る、のどかな日本の原風景を思わせる長崎県川棚町の川原(こうばる)地区

しかし、そこには「ダム建設絶対反対」と書いた巨大看板や、建設業者の工事車両を入らせないためのバリケードが築かれているなど、物々しい雰囲気が。

先祖代々受け継いできた自分たちのふるさとの景色や文化を後世に残したい。

住民たちは50年以上、長崎県や佐世保市を相手にダム建設の見直しを粘り強く訴え続けているといいます。

ごく普通の暮らしを、ごく普通にしたい。

水の底より今の故郷。

 

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何故住民たちは反対しているのか

問題の焦点となっているのは長崎県佐世保市の「石木ダム」。

今から約半世紀前の1962年、利水(水の確保)と治水(洪水の防止)の観点から建設計画が持ち上がりました。

しかし流域の地域は半世紀前に比べ人口は減少し、水需要は年々減っていっているのが現状。

しかもダム建設予定の石木川は注ぎ込む河川に対し流域面積の9分の1ほどと、これで本当に治水に有効なのか専門家たちも不思議に思っているといいます。

利用価値が疑問視されるモノに総事業費538億円も投じ、河原(こうばる)地区を水没させる必要があるのか?

過去の慣例にとらわれず、「今、本当にそれが必要なのか」を問い直す。

本当に必要であれば、あいまいな回答ではなく具体的に住民を納得させる理由があるはず。

映画上映後には、山田栄治監督と元農林水産大臣の山田正彦さんによるトークショーが。

映画後の川原(こうばる)地区の皆さんの現状や、種子法廃止の話など、興味深く拝聴することができました。

未來に残すべきなのは自然豊かな故郷か、巨大なツケか。

これは対岸の火事ではありません。

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