肥料いらずの生命力!?「隼人瓜(ハヤトウリ)」って何?

春に向け、今年はどういう農園を目指していくのかプランを思案中です。

どの辺りで、どんな野菜に頑張ってもらうのか。これを考えるのは非常に楽しい!まるでクラブチームの監督やスカウトマンになったような感覚です。

そんな中、私が物凄ーく期待を寄せているある野菜が届きました。

この時点で、私の脳内では「ツァラトゥストラはかく語りき」が鳴り始めます。(映画:2001年宇宙の旅のテーマ)

 

皆様も良ければご一緒に。

 

テーン、テーン、テーン♪

テテーン♪

デンドンデンドンデン♪

うーむ、だんだん不織布がスモーク(CO2)のように見えてきた。

テーン、テーン、テーン♪

テテーン♪

出たーーーーーーー!!!

 

これこそが私が熱望していた野菜隼人瓜(ハヤトウリ)です。

テンションが高めですいません。それだけ至極楽しみにしていた野菜だったので。。。

<スポンサーリンク>

薩摩が運んだ美味しい恵み「隼人瓜(ハヤトウリ)」

一見、洋ナシのようにも見える隼人瓜。中央アメリカからメキシコ南部にかけた熱帯地域が原産のつる性植物です。

大正時代に鹿児島の方がアメリカから日本に持ち帰って植えてみたところ、温暖な気候の鹿児島に適応し、以来県内で栽培が始まったそう。

薩摩隼人が持ってきたウリということで「隼人瓜」と名付けられました

若どりをした果肉を食べるそうで、中には大きな種が1つだけ入っています。

キュウリや白瓜、スイカなんかは1つの実の中に種がたくさん入っていますが、アボカドのように大きい種が真ん中に1つだけ入っているというのはウリ科の仲間でも非常に珍しいようです。

果肉は歯ごたえがあって、サラダで生食してもシャキシャキと食感が良く、焼いても煮ても漬けてもどんな風に料理してもおいしく食べれてしまうそうですよ。

 

隼人瓜は美味しいだけじゃない

隼人瓜はただ美味しいだけではありません。私が惚れこんだ理由は千成瓜(せんなりうり)という別名がつくほどの強い生命力

鹿児島では、肥料も必要とせず畑のあいた場所に放置しておくだけで、1つの種から100個以上の実が成ることも珍しくないそうです。無肥料・不耕起の協生農法にピッタリではありませんか!?!?

日陰を作ることもできますし、生き物の隠れ場や休憩所として畑に新たな環境をもたらしてくれることでしょう。

おぉ!ソナタこそ私が探し求めていた救世主!!!!(あくまで希望)

 

ちなみに、つる性の特性を活かして自宅の庭やベランダなどで緑のカーテンとして活用することもできるそうですよ。もちろん実もしっかり収穫できますし、一石二鳥!

暖かい地方であれば冬でも地下茎が生き続け、翌春にも同じ場所から発芽し、何年にも渡ってボコボコ収穫できるそうですが、霜や雪の影響を受ける名張では単年で終わってしまうでしょうね。

しかし、年に100個以上も実るわけですから、それをまた植えればよいだけの話。

その強靭な生命力を私の畑で是非発揮してもらいたいとスカウトしたわけです。

隼人瓜には緑色クリーム色の2種類があります。

緑色の方は大きく育つ代わりに若干の青臭さがあり硬めクリーム色の方は一回り小さいもののクセがなく淡泊で柔らかいとのこと。

本当はクリーム色の方だけを植えたいところですが、どちらが畑に適応してくれるのかわからないので2種類を離して植えてみることにします。

寒さに弱い隼人瓜、今すぐ植えたい気持ちを抑えて、霜の影響がなくなる4月になったら植えてみようと思います。

うまく行けば、キクイモと並んで主力作物になってもらえるかも!?!?

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください