まるでモーゼの奇跡!?海が割れる「不思議な光景」
先日、河川調査中の出会った「絶景」について書きましたが、(その時の記事はこちら)
またまた偶然にして素晴らしい景色に出会うことができました!!!
こちらは干潮の河口域です。
もうね、ここはどこの南の島なんだっていうくらい海水が透き通っています。
美しいにもほどがある。やっぱり三重県の紀北町は最高ですね。
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・・・しかし、これが今回紹介したい絶景ではないんです。
海から潮が川に入ってくる様子を調査しようとしていた時、たまたまその現象は起き始めました。
写真の右奥、何か違和感を感じませんか?
近くまで行ってみると・・・
水の中に堤防のようなものが出来ている!?!?!?
これは砂嘴(さし)という砂や土砂の堆積物。
砂嘴の左側には海、右側には川があります。
二つの流れがちょうど当たる場所には波や沿岸流によって土砂などが運ばれ少しづつ堆積していきます。
満潮の時は隠れて見えませんが、大潮や中潮など干満差が激しい干潮の時にだけ姿を現すということですね。
私もこの現象は初めて見たので興奮しました。
砂嘴がどんどん伸びて、向こう岸までつながるようになると「砂州(さす)」となります。
京都の天橋立などが有名ですよね。
砂嘴は砂州の赤ちゃんというところでしょうか。
まぁ、台風時など、河川の水が一気に勢いよく海に流れる際に砂嘴は崩れていくので、なかなかこんな砂州の状態にはならないんですけどね。
翌日、せっかくなので満潮から干潮になるまでを観察してみましたが、海がザーッとが割れて細長い道が伸びていく様はなかなか神秘的で面白かったですね。
「海よ割れよ!!!」とモーゼの奇跡を再現することも可能。
意外とモーゼもこの自然現象を利用していただけだったりして!?!?
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