岡本太郎記念館で「活力補充」
東京生活もいよいよラストスパート。ちょっとここいらで活力を充電したいと思い、南青山にある岡本太郎記念館に行ってきました。
オシャレなビジネス街に突如として現れるジャングル。
植物の森に囲まれているのが岡本太郎記念館です。
こちらは、太郎が生前使用していた自宅兼アトリエを改造した記念館。
中には、太郎のアトリエが当時のままの状態で残されています。
この場所から様々な名作が生み出されてきたのかと思うと胸熱ですね。。。
アトリエのイーゼルに置かれている絵は定期的に変わるようです。
現在、飾られていたのは1968年に制作された「顔」という作品。
大きな目玉がこちらを見つめています。黒い目を眺めていると声が聞こえてくるよう。
「お前が本当にやりたいことは何なんだ?今を真剣に生きることはできているのか?」
呼びかけている声は太郎ではなく、紛れもなく私自身。
これは自分の心と対話するための作品、そういう印象を受けました。
目玉の右にいる生物、こちらを好奇のまなざしでランランと見つめています。
「お前がこれからどう生きるのか楽しみだ。まぁうまく行くかどうかはわからんがね」と自分の心の目の周りをぐるぐる回りながら笑っている。
いいタイミングで、この作品に作品に出会いました。火をつけてもらいましたよ。私は負けん、負けんよ。
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企画展「太陽の塔への道」
現在、記念館では展覧会「太陽の塔への道」を開催中。
今年3月に、半世紀ぶりに「太陽の塔の胎内」が修復され生まれ変わったことを記念して、太郎が大阪万博に向かっていった1960年代の作品を展示しています。
太郎のテーマカラーである「鮮烈な赤」の壁に掛けられている作品たち。
赤は血であり活力の象徴!! 実は私の自宅にも一部この「鮮烈な赤の壁」を取り入れています。
私は二世帯住宅の2階に住んでいるのですが、1階と2階を結ぶ階段の壁は「赤」。
1階に住む両親から受け継ぐDNAを継承しているという意味と、ここから上は私の代の世界だという意味、2つの意味を階段の壁の色で表現してみたのですが、誰も気づいていないでしょうね(笑)
展示されている作品の中、特に私が気に入ったのがこちら。1966年に制作された「太陽の鐘」。
伊豆のレジャー施設に建設されたパブリックアートで、現物は6.3mのコンクリート彫刻から高さ2.4m、重さ3トンの鐘が吊るされていたようです。
太陽の上ではしゃぐ人々。楽しそうに腕や足を伸ばす様子は太陽のフレアのようにも見えます。
鐘の音色とともに、喜びのエネルギーも弾け、周囲に響き渡る。活力は振動として周りにも伝わる。
レジャー施設にはピッタリの素晴らしい作品だなぁと思いました。
やっぱり太郎さんの作品は愛に溢れてますよ。
いやぁ活力を充電させていただきました!!
風、水、太郎。
草、花、太郎。
月、太陽、太郎。
わたしにとって岡本太郎は、万物の精霊のような存在です。
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