麦わら農園6年目突入!

2017年の4月末に麦わら農園を造成してから早5年。

いよいよ6年目に入りました。

造成直後の農園の様子。水田跡地を利用したため、表土構造は壊滅的。

もちろん生き物が集まる工夫も仕掛けもありません。たまにカエルが通るぐらい。

耕され、ぬかるんだ土がおもむろに広がっているだけ。ただそれだけの場所です。

排水をよくするため高畝にし、水路を掘り、多様な生き物が集まれるよう様々な種類の果樹や野菜、山菜、ハーブを混成。

今では、こんな立派なジャングルへと変貌を遂げました。

信じるって大事です。動植物のチカラは本当に偉大です。

人間はほんの少し設計図を描くだけで、あとは彼らが好きなように生活してくれます。

私達はアパートの大家になるだけ。

その部屋を気に入ってくれたら借りてくれるし、嫌なら出ていく。とてもシンプル。

その間、いくつもの住民トラブルはありますが、そこは当人間でなんとかしてもらいましょう。

イチジクはカミキリムシの幼虫にガッツリ穴だらけにされていますが、何故か枯れずに生き残っています。

そうかと思えば、順調に育っていたはずのリンゴがネキリムシに突如切り倒されていたり、もうよく分かりません。

その日その日で、元気そうな顔を見れたらそれでいい。

月日を重ねれば重ねるほど協生農法について、大らかな気持ちになってきたような気がします。

こちらはクワ(マルベリー)

今年もまもなく、農園はベリーベリーベリーで溢れかえります。

ユスラウメ

グミ

ジューンベリー

棚ゾーンはアケビがものすごい勢いで勢力拡大中。

そこに咲いている白い可憐な花はラズベリー

アケビに負けじとこちらも勢力旺盛!! 

木の根元にもベリーを発見。

子供が大好物の四季なりイチゴです。

こんなたくさんのベリーが毎年実るようになるなんて、造成時、私以外誰が想像していたことでしょう。。。

もちろん、それらを全て採れるわけではありません。

今年100個以上実った暖地桜桃は、一つも私たちが食べることもないまま全部鳥たちに先を越されてしまいました。

ベリーも然り。でもそれでいい。自分が採れるタイミングで実っていたらいただく。分かち合い。愛。

 

私の畑は、果実や野菜を一度に大量に収穫するのが目的ではない。

環境に負荷をかけず、むしろ生態系を拡張。多様な動植物の力を活用し、いかに持続可能な農を実現するか。

何もしない、ただ放ったらかしではなく、人為的にそれを加速させていく仕組みを作る。

自家採種もその狙いの一つ。

不耕起ではあるけど土を動かさないことに固執しても意味はなく、必要だと思えば掘ればいい。

あぜ道が狭いと思えば広げればいいし、

掘った土を盛れば、新しい畝ができる。

その箇所は不耕起リスタートになるけれど、狭い道に我慢したり、水はけが悪い平地で続けるよりもよほどメリットがある。

なぜ無施肥、無農薬、不耕起なのか、その真意さえ理解していれば「必要のないことをしない」だけ。

実践を通して、だんだん、ほんのちょこっとではありますが、理解が進んできたような気がします。

そして、私が悩みながら導き出した答えが間違いではないということを、農園の家族たちみんなが笑顔で教えてくれているような気もします。

6年目に感謝!!! 咲き誇るエルダーフラワーの花言葉は「思いやり」。真心を君に。

 

 

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