伊勢の餅屋は赤福だけじゃない!きな粉にこだわる「二軒茶屋餅」
先日、ご紹介した「赤福本店の100%本気餅」の記事の反響がとにかくすごくて、非常に驚いております。
Facebookの三重グルメを紹介するグループなどに投稿したところ、トータルで160を越える「いいね!」をいただき本当にありがとうございました。
駄文にも関わらず、今年の春からブログを始めて一番多く反響をいただいた記事となりました。
ちゅうか、三重県民の皆さんどんだけ赤福が好きなんですか!?!?
私のメインである協生農法のブログよりも数倍反響が大きいというのは、喜んで良いのかどうか悩みどころではありますが、多くの方にお読みいただき嬉しい限りです。。。
![](https://i0.wp.com/mugiwaradonguri.com/wp-content/uploads/2017/10/2A1DCED1-12EC-4D6D-A6D7-6B75B96EEEB9.jpeg?resize=750%2C563)
さて伊勢市内には、赤福さんの他にも伝統ある老舗のお餅屋さんが数多くあります。
今回は特に私が愛する、ぜひ食べてもらいたい一押しのきな粉餅をご紹介します!
<スポンサーリンク>
きな粉の風味に命をかける「二軒茶屋餅」
伊勢市神久にある「二軒茶屋餅」。 創業は天正3年(1575年)、440年前から続く伊勢で最も古いとされる老舗中の老舗のお餅屋さんです。
ちなみに二軒茶屋の由来は、かつてお店の近くにもう一軒お茶屋さんがあったことから名付けられたと言われています。
三河や遠江方面から伊勢神宮へ訪れる参拝者は、伊勢湾を横切る海路をとるのが最短コースとあって、船参宮の港だった大湊から勢田川をさかのぼって、二軒茶屋餅の裏にある舟付場に上陸したそうです。
伊勢に到着した参拝客を2つの茶屋でもてなしていたんですね。
![](https://i0.wp.com/mugiwaradonguri.com/wp-content/uploads/2017/10/22200F89-15BC-4806-8E25-9F52B7E0E1F9.jpeg?resize=750%2C563)
当時から変わらず、参拝客が愛していたという歴史あるお餅が、こちらのきな粉餅。
![](https://i0.wp.com/mugiwaradonguri.com/wp-content/uploads/2017/10/4311081F-CFE5-4569-A82B-1E2CC4F5CD0E.jpeg?resize=750%2C563)
とにかくきな粉の風味にこだわりを持つお餅屋さんで、粉の荒い物や細かい物、甘さの強弱など、特徴の異なる4種類のきな粉を独自に配合しています。
「きな粉をまぶした直後の餅を食べて欲しい」という店主の強い思いから、作り置きははせず注文してからきな粉をまぶしてくれます。(風味が損なうという理由から、お取り寄せなども一切行わないという徹底ぶり。)
きな粉をまぶすのは職人さんの仕事。ほんの少しの量でも風味が変わってしまうということで、機械化はせず、今でも全て手作業で行っています。
お餅を口に入れた瞬間、口の中にきな粉の香ばしさが広がり、非常に非常に美味しゅうございます。
餅の中にはきな粉を邪魔しないよう甘さを抑えたこしあんが入っています。
![](https://i0.wp.com/mugiwaradonguri.com/wp-content/uploads/2017/10/D99F2C7E-EC94-4808-84ED-99E06E8EBCBF.jpeg?resize=750%2C1000)
また、午前中に行くと、つきたてのお餅が味わえるため、こ〜んなに伸びるほど柔らかいんです!!
まとめ
柔らかいお餅と香ばしいきな粉の風味。きな粉餅が好きな人には是非とも食べてもらいたい!! 二軒茶屋は本当にオススメです!
お土産で買って、翌日など固くなってしまったら、ストーブなどで炙って食べると、また違う香ばしさと食感になってこれもまた美味しいんですよ! 機会があれば一度試してみてください。
お餅の美味しさはもちろん、餅の歴史も知ってもらいたいということで、私も友人や職場の仲間を伊勢に案内するときは、時間を作って必ずお店に立ち寄って、お餅を食べてもらうことにしています。
比較的おとなしいと言われる三重の県民性ですが、意外なことに餅の話になると熱くなる(特に伊勢)というのは非常に面白いですよね。
二軒茶屋餅さま、今回もごちそうさまでございました!!!
店名 | 二軒茶屋餅角屋本店 |
---|---|
住所 | 三重県伊勢市神久6-8-25 |
電話 | 0596-23-3040 |
営業時間 |
8:00~売り切れまで |
定休日 | 年中無休 |