森と川を繋ぐ生物「ナガレヒキガエル」

昨日から3月末まで長期間紀北町に出張、河川の生物調査に出かけています。

調査中に立ち寄った種まき権兵衛の里にある河津桜は満開!!

いんす

天気もよく青空と薄桃色の桜の花とのコントラストが非常に映えます!

寒い冬はちょっと外出するのが嫌だなと思っていた方も、春の麗らかな陽気に誘われ外出する機会が多くなることでしょう。 

私も朝から夕方まで外で調査していても全然寒くありませんし、本当に良い季節になりました。

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森と川を繋ぐ生物「ナガレヒキガエル」

さて、そんなポカポカ陽気に誘われて外に姿を現すのは人間だけではありません。

こちらの谷にご注目。

よーく目を凝らしてみると・・・何かいる!!

こちらが今回行う調査の主役であるナガレヒキガエル。とっても珍しいカエルなんです。

水辺にカエルがいるのは当たり前、何が珍しいんだろう?と思われる方もいると思います。

実はこのカエル、普段は森の奥深くに住んでいて、今の時期にだけ川に姿を現すという一風変わったカエルなんです。

では春の初めに、どうして森から川へと降りてくるのかというと・・・

集団で産卵を行うためなんです。

今回は、ナガレヒキガエルの産卵調査を行うために私たちは紀北町へとやってきたというわけですね。

ナガレヒキガエルは40年ほど前に大台ケ原で発見されたばかりの比較的新しいカエル。

しかも、渓流の奥深くに暮らしているため、その生態にはまだ解明されていないことが多く残されています。

中でも謎とされているのが「産卵行動」。

何をきっかけに、どのタイミングで、どんな場所で産卵を行うのか、なんとなく検討はついていますが実際に目にした人はほんの一握り。 

ただでさえ目にしないカエルなのにも関わらず、さらに集団産卵を行うのは年に2、3日だけですからね。。。 

その産卵行動を観察しようというのが今回の目的です。わー、果てしないー!!

しかも今年は、暖かくなったと思ったら急に寒い日が続いたりと本当に気候が安定せず、例年のデータも役に立ちません。。。

谷に数個体が顔を出し始めたら、その後一気に集まって集団産卵への機運が高まるのが一般的なのですが、今年は一回谷に出始めたと思っても、ちょっと寒い日があるとすぐに姿を隠してしまう。少し様子がおかしいように思えます。

また今日から暖かくなってきたので、再びナガレヒキガエルが姿を現し始めましたが、、、さて、どうなることやら。。。

 

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