「普通」が当たり前でなくなる前に
本日から月末まで再び東京出張です。 関東周辺皆さま、またまたお世話になります!
しかしながら、台風に地震と災害が頻発している現状。。。
被害に遭われた方々に、一日も早く心安らぐ日が訪れることを切にお祈りしております。
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「普通」が当たり前でなくなる前に
北海道では未だに停電が続いており、水不足なども深刻化しています。
蛇口をひねれば水は出る。飲食店に入ればタダで水が運ばれてくる。
それが当たり前であり普通。当然のこと。
でも、これは世界からすると全く「普通」のことではないんです。
日本は世界屈指の水が豊かな国。
資源が無い国なんて言われますけど、水という世界中がうらやむとてつもない資源を持っています。
しかしながら日常では、なかなかその有難さに気づくのが困難。
不謹慎と感じる方もいるかもしれませんが、こんな時だからこそ今一度その重要性を考えていかなければいけないと思います。
いかに日本が恵まれているか、そして感覚がマヒしてしまっているか。
地球は「水の惑星」。でも簡単に利用できるのは・・・
地球の表面の3分の2は水に囲まれているため「水の惑星」という呼び方をされることがありますが、
実際に私たちが普段簡単に利用できるような水がどれだけあるかご存知ですか?
実に全体の0.01%に満たないほどわずかなんです。
97.5%が海水、淡水は2.5%。
淡水の7割が氷河として存在していたり、汚染された水も含まれているため、私たちが水資源として普段利用可能な淡水(河川水や湖沼、地下水)は0.007%と言われています。
それほど「水」は貴重なもの。
ミネラルウォーターがビールより高い国はいくらでもあります。
日本のように「飲むことのできる水で毎日お風呂に入ること」ができるなんて、どこの王族だっていうほど贅沢なことなんですよ。
「普通」が当たり前でなくなった時に有難さに気づくのではなく、日常からそんな環境にいることに感謝する、未来にこの資源を引き継ぐため汚さない意識を持つことが重要ではないでしょうか。
「当たり前」という概念の脆さ
野菜を育てるためには、水やりをするのが当たり前、肥料や農薬を使うのが当たり前、タネは買うのが当たり前という概念の慣行農法。
1つのピースが外れれば、すぐに崩れるジェンガのような脆いバランスで成り立っているようなもの。
その「普通」が当たり前でなくなった時、日本はどうなってしまうのでしょう。
そうなってからでは遅すぎると考え、行動に起こすのは「普通」ではないことなのでしょうか。
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