雨上がりに「呼吸する」森

早朝まで雨が降り続いていた大台ケ原ですが、日中は晴れ模様。

雨が上がった直後、大蛇嵓(だいじゃぐら)からの一枚。

原生林全体がまるで呼吸をするように山霧が吹きあがってきます。

今にも木々から「あー、気持ちよかったーーー!!!」と歓喜の声が聞こえてきそうな感じ。

風呂上がりに似たツヤッツヤの表情にも見えます。

雨は長い年月をかけて地中に涵養し、やがて川の最初の一滴として湧き出てきます。

今回はそうした川が生まれる瞬間を調査していたのですが、大自然の壮大過ぎる循環に心が震えました。

水も大地も生き物の命も全てが循環することでこの世界は成り立っている。

私が実践している協生農法もその理に同じ。

自然とは何か、不自然とは何か、野生とは何か、生きるとは何か。命とは。。。

霧が晴れると、そこには日輪が。

おてんとさんは、万物をいつも暖かく包み込んでくれております。

古代から日本人が崇めてきた自然への敬愛の念。

おごりを捨て、有難さ、謙虚さを心に抱いていれば生き方は変わる、世界、未来も変わるはず。

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