不耕起リセット後の「種まき」といえば・・・
先日から取り組んでいた畑の高畝化がほぼ終了。なんとか春の作付けには間に合いそうです。
15センチくらい高畝にしたのですが、思ったよりも時間がかかりましたね。
不耕起なので畝上げ作業は今回の一回で済みますが、これを繰り返すのはかなりの重労働。。。
農家の方はこれを毎年繰り返しているんですものね、本当にすごいな。。。
「耕さなくても野菜は育つ」という概念に変われば、体力の衰えにより泣く泣く畑仕事ができなくなってしまった年配の方でも一生現役で野菜の成長を見守ることが可能。
それは、かなり魅力的なことだと思います。
しかし、これまで慣行農法に取り組んできた人がいきなり不耕起に切り替えても、今までの肥料を与えて早く育った野菜とは比べ物にならないくらいゆっくり育つ野菜たちにイライラしてしまう方もいらっしゃるんでしょうね。。。
しかも、時間がかかった割にそこまで大きくもならない。そのかわり体にも地球にも優しい野菜ができる。
そこに価値観を見出さない限りは成功しない。そう思います。
また、根本的に「野菜を作ろう」という思考を持ったままでは、やはり協生農法は難しいのかも知れません。
協生農法は野菜作りではなく「多様な生物が集まる環境作り」がメイン。野菜はあくまで「生物多様性がもたらす産物」にしか過ぎません。その概念が自然農法、自然栽培との大きな差異なのだと思います。
なので私が現在行っているの無農薬、無肥料、不耕起栽培は、まだ協生農法に向けた地盤作りといったところでしょうか。 1年目はあくまで様子見。 ここからが本当のスタートです。
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不耕起スタート後の「種まき」といえば
1年間不耕起を行ってきた畑。高畝にした部分はもう一度ゼロからのリスタートになります。
高畝にした土壌の表面をみてみると・・・
はい、コンクリートのようにカッチカチ。
去年の春、畑一面がこんなふうだったのを思い出します。
でも一年も経てば、何もしなくても雑草が生えそろい、徐々に緑化していくことを知っているから安心です。
これが2年目!経験からくる安心感。(その先にある絶望はまだ知る由もありません)
さて、こうした何もない状態の土壌で非常に有効な野菜といえば・・・
そう、豆類です!!!
豆類は共生する根粒菌が空気中の窒素を根に固定してくれるという性質を持っているため、造営直後の貧栄養の土地でもスクスクと育ってくれます。
今回まいたのはスナップエンドウの種。本来昨年の秋頃が種まきのタイミングですが、野菜を収穫するのが目的ではなく、スナップエンドウの根に土を耕してもらい窒素を固定するのが目的なので全然問題なし!
仮にそこまで大きくならなかったとしても、枯れたスナップエンドウは有機物となり、土壌微生物の養分となってくれます。
一つ一つにしっかりとした役割があり、無駄なものなど一切ありません。
きっとスナップエンドウもその大役を果たしてくれることでしょう。
まずは高畝野菜の先発として一生懸命頑張ってもらいたいと思います。
スナップエンドウさん、宜しくお願いします!!
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