秋の種まき2020「ミックスばら蒔きと4代目ダイコン」
畑仕事が心地よい季節になってきましたね。
まぁ言うてる間にすぐ冬が来てしまうのでしょうけれど、このわずかな季節を満喫したいものです。
4連休の中日で冬春野菜のタネ蒔きを行うことに。
まずは、サラダ菜、カモミール、千鳥草、スープセルリー、日本ほうれん草、リースレタス、こぶ高菜、黄からし菜、のらぼう菜。
この中で特に期待しているのは、のらぼう菜。
耐寒性に強く、とにかく丈夫な菜花とのこと。
しかもバツグンに美味って、そりゃ導入したくなりますわな!!!
江戸時代にインドネシアのジャワ島から伝わったと記されています。
幕府の指南書では春撒きを推奨していたとのこと。
他にも、生育旺盛で栽培が容易というこぶ高菜。
協生農法の仲間の方に教えていただいた黄からし菜も期待大!!
もちろんその土地土地によって、気象条件や土質が違うため同じように成長するかどうかはわかりません。
でも実際、試して成功た方が「強い」「育ちやすい」と実証してくれたものはどことなく心強いですよね。
タネ蒔き方法は、いつも同様ミックスばら撒きで行います。
上記で紹介した9種類に加え、自家採種したコマツナ、ルッコラなどなど交雑したアブ
ラナ科を一つの袋に混ぜ合わせて一気にバラマキます。
ほうれん草のタネはマキビシみたいにチクチクして少々痛い。他のタネは色鮮やかでキレイです。
この中で、誰が発芽し収穫まで至ってくれるのか。分からないから面白い。
誰でもいいから元気に活き活きと成長して欲しいと願います。
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自家採種の成果が現れ始めた「ダイコン」
そして、秋の種まきと言えばこの子を忘れてはいけません。
毎年自家採種を続けてきた「ダイコン」!!
三浦ダイコン、紀州ダイコン、青首ダイコンなど様々な品種が交雑しているため「麦わらダイコン」とでもいいましょうか。
もう今年で4代目のタネです。
毎年タネを継いでいくと、その土地に順化した野菜に変わっていくといいますが、まさにその通り。
初年度は大人の小指ほどの大きさまでしか成長しなかったダイコン。
でも、初めて収穫できた時は本当に嬉しかったことを思い出します。
でも家族には鼻で笑われることも。味は普通のダイコンと変わらず美味しいのに、あの悔しさったらありませんでしたね。
別に二十日大根と同じ感じでサラダで食べればいいだけなのに、なんで大きさだけで「できない」という判を押されてしまうのか。
あれから種採りを重ねること2年。
今年はこんなに大きな大根が収穫できるようになりました。
おでんの具、味噌汁、蒸し物、何にでも使えるサイズ!!
中には、他のアブラナ科と交雑したハイブリット種も見かけるように。
これは自家採種をしている人しか食べることのできない特権!!
自家採種を行うメリットをあげると切りがありません。
4代目ダイコンがどんな姿に育ってくれるのか。
別にそこまで大きくなくていい、まっすぐ成長する必要もない。いくら時間をかけてもいい。
自分の力で伸び伸びと成長し、花を咲かせタネを結んでくれればそれでいい。
その中で、ついでに収穫できれば大満足。
そうした望みすらも叶えることができない時代が来るかもしれません。