スーザンの「協生農園」見学
先日、むらんちゅ麦わらファームの開墾作業も手伝ってくれた友人のスーザン。
岐阜県との県境にある三重県いなべ市のご自宅&協生農園に遊びに行ってきました!
家に着くなり、いきなり二羽の鶏がお出迎え。
いらっしゃーい!とばかりにコケケと私のそばに駆け寄ってきてくれました。
スーザンも「こんなことは珍しい」と驚いていらっしゃいましたが、幼いころから小動物には良く懐かれるんですよー。。。
協生農法を実践し始めてから、以前にも増して好かれるようになってきたかも。
いつかブレーメンの音楽隊みたいなこと出来るようになったりして。
モミジ系の茶色さん。
小国と烏骨鶏の交雑種と思われる白さん。
二羽ともに平飼いで、庭の草花を掘り起こしながら元気に走り回っておりました。
その近くには養蜂箱も。
二ホンミツバチたちも元気ハツラツ!!!
養鶏に養蜂。
いいっすねー!!めちゃくちゃパーマカルチャーライフ満喫してますねー!!
こちらがスーザンの協生農園「Forest Farm」。
名前の通り、何十年も放置され密林と化した場所を一昨年から間伐しつつ畑にしています。
いや、もう惚れ惚れする環境。。。
めっちゃくちゃ植生遷移が進んでますやん!!!!
カキノキにビワなど果樹はもちろん、アカメガシワ、アケビ、フジなど鳥が運んできたタネが育ったであろう樹木もたくさん。
密林となった場所に人が手を加え日光や風を通しやすくし、さらに多くの有用植物を導入することでより多くの生物達を集まりやすくする。密林の里山活用モデルとして最適です。
マルベリーの大木に
自生してきたビワの若木。
二本とも実は美味しく食べられるほか、葉っぱはお茶用のドライリーフにもなります。
豊かだなー。最高やねー!!
足元にはサヤエンドウやスナップエンドウがビッシリ。
ワサビダイコンもチラリ。
導入する植物の好みが合うのか、僕の畑の植生と似ています。
ただ、私の畑と圧倒的に違うのが植物の「成長ぶり」。
ごらんください、このモンスター級のゴボウ!!!!!
シマラッキョウもこの存在感!!!!
やっぱり植生遷移の進んだ土地のエネルギーはすごい。。。
一般的な耕作放棄地とは格が違うというか、ここまで遷移が進むと「山地」に近くなるんですね。
つる性植物の楽園化しているスーザンの農園。
うわー、微生物の量を測ってみたいわー。
この魅力が伝わりにくいのが歯がゆいところではありますが、もう宝の山です!!!!
私なりにちょこっとだけアドバイスさせていただきましたが、、、必要あります?ってくらい完璧。
その後、同時期に立ち上げた農園も見学。
去年獣害が酷かったそうで、柵をぐるりと張り巡らしていました。
こちらも、なかなか魅力的。
麦に
エンドウ類
ラズベリー
スペアミントとニンジン。
ダイコンなどアブラナ科の野菜達もタネを結んでいました。
果樹の近くに成長の早いアカメガシワを植えて、ある程度エネルギーが溜まってきたら切るという、スーザンオリジナルの活用法も教えていただきました。
やっぱりいろんな環境で実践している方の農園を見ると勉強になるわー。
インスピレーションが湧き出てくる。
協生農法のマニュアルはあるにはあるけれど、どんな土地でどんな植物が成長しやすいか、風土気候条件はもちろん、土地の遷移状況を見定めつつ実践していかないとなかなか上手くはいきません。
実践者が研究者となり農園と調和する。その場から発せられるメッセージをいかに受信できるかが成功のカギ。 スーザンはバッチリ声を聞けているようで安心しました。
ありがとうスーザン!!これからも密に交流していきましょうねー!!!!
スーザンの協生農法実践ブログはこちら。私のことも書いてくださり感謝です!!
麦わらどんぐりさん、前回記事の密生混成についての質問にお答えいただきありがとうございました。
「密生混成のやり方は多年草ハーブを適度の間隔に植えてあげればいいだけ」ということで、果樹を畝に植えるのと同様にそういうことだったのですね。しかしこの適度ってのがなかなか曲者で経験に基づくことなのでして、、勉強になりました。参考にしてみます。
今日の記事のスーさんのForest Farm農園はまさに協生農法の密生混成を地で行く場所で3年目とは思えないほどの豊かさです。スーさんのブログにもお邪魔してきました。人の手がうまい具合に入るとその土地の多様性にとてもプラスに働くのが興味深いです。
Forest Farmさんの”植生遷移の進んだ土地”のエネルギーはすごいということですが、スッと頭に入ってこなかったので、まだまだ実践や勉強が足りないですが、とにかく見たら豊かですごいってことだけはわかりました。
いつもありがとうございます。
たつさん
スーザンのブログもお読みいただきありがとうございます!
土は植物の腐植や生き物の糞・死骸などから出来ています。
もちろんそれらは分解者である微生物が活性しているからこそ。
植生遷移の進んだ土地は、これまで何十年何百年何千年とそれらが積み重なっているわけです。
このことをイメージしていただけると理解が進みやすいと思います!
上記のコメント、お名前はスーザンさんだったのに、勝手にスーさんにしてしまっていました。申し訳ありませんでした。
志穂です(^^)投稿を読んでるだけで伝わってきます(о´∀`о)共存。山の中に行くと、豊富に実ら木の周りを観察してみると、本当は雑草とかいうものはなく、それ自体がその木を守っていたり、って事に気づきますよね。
害獣と言われる動物たちは、そもそも害を与える動物じゃなくて、私たちと同じように、お腹が満たされてたらそれ以上食べない。食べに来ないんだろうなーって思ってます。お腹を満たせるほどの量があれば、それも共存ですものね。奴らも生きるために必死だってことですね^_^。
発育と共存、守り方と育ち方、植物同士の組み合わをガチで手に入れたら最強♪ yeah(๑>◡<๑)学べると思うとわくわくします♪
次の投稿も、楽しみにしています♪( ´θ`)ノ情報共有ありがとうございます\(^-^)/
志穂さん
コメントありがとうございます!
すごい!共存協生の原理をものすごく御理解していただいているんですね!!!
雑草も害獣も全て人の独占欲から生まれた1つの視点でしかありませんからね。
志穂さんのおっしゃる通り、みんな必死で生きているだけです。
自分の使命を果たそうとして。
それらと向き合いながら、どんなバランスであれば皆がハッピーなのか、僕自身そこを模索している途中です!
気づきのシェアや情報交換嬉しいです! ありがとうございまーす!