植林を「食林」に!?「植林再生モデル農園」
昨日は、ゴーリキマリンビレッジの皆さんと共に植林再生モデル農園の開墾作業をお手伝いさせていただくことに。
今回の作業場所は、かつて棚田として使われていた場所に杉が植えられ、間伐をせずそのまま何十年も放置された三重県の某所。
表面的には「価値がない」「負の遺産」と捉えられがちな場所ですが、協生農法を実践するのにはむしろうってつけの場所です。
ひょろりと細い杉は材木としての価値はないかもしれませんが、つる性植物を絡ませるフェンスや天然の支柱として大いに活躍してくれることでしょう。
周囲をぐるりと森に包まれているため、ほぼ無風状態!!
寒い北西の風の影響を受けないため、南国果樹も育つのではないかという実験も行っています。
パッションフルーツが葉を落とさず、青々と葉を付けていたのには驚かされました。。。
ゆくゆくは私の大好きな耐寒性バナナも視野に入れていくとかいかないとか。
三重の山奥で、グァバが実ったらさぞ面白いことでしょうね。
山全体を食べられる森に変容させる。
植林再生プロジェクト「食林」といったところでしょうか。
2mほどのヤブに覆われている場所だって、ほんの30分くらい草刈りすれば
見事な果樹園に様変わり。
埋もれていたハッサクや柿の大木がこんにちは。
何十年も放置されていた大木、こんなお宝、買おうと思ってすぐに買えるものではありません。
この周りに野菜の種を撒けば、その生命エネルギーを存分に活用できることでしょう。
目が覚めるほどキレイな山水も豊富に湧き出ていますし
なんと豊かな耕作放棄地なんだ。
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モノの価値、ココロの価値というのは視点をずらすだけで、180度変わることもざら。
農作物の規格もしかり、自分のモノサシで測れないものを全て「要らない」と判断してしまうのは本当にもったいないことだと思います。
価値を生み出すのは0円のアイデア。
そのヒラメキ力を磨くため、日常からいかに多角度のアンテナを張っているか。
「常識」に縛られない柔軟な思考を持つことができるか。
そして、そのアイデアを具現化していく実行力があるかどうか。
私が師とあおぐ大塚隆さん(むーさん)の能力の高さには、驚かされるばかりです。。。
そして、いくら将軍が無双の力を誇っていても、それを支える七本槍の存在がなければ大成することはできません。
サポートをするスタッフの皆さん、梅親子、野人エッセイすファンの方々、それぞれが才能を持ち寄ることでより大きく前に進むことができる。
あわよくば、私も歩兵の一人として竹やりを掲げられればと思っております。
(と、言いつつチェーンソーを壊しかけたり足を引きずってばかりでしたが)
大塚さんのブログ「野人エッセイす」でもこの日の様子が語られております。