若葉萌ゆる「万緑の季節」
この季節に河川生物調査を行うと、あー日本に生まれてよかったなと心から幸せに思える景色と出会うことができます。
ご覧ください、この艶やかな若葉たち!!!
新緑の山の色は「緑」と一言で表現できないほど淡く、様々な色が重なり合っています。
まさに万緑の森!!!
冬に葉を落とした落葉樹が春の訪れとともに新しく出した若葉や芽に花。
もこもこした若い葉は夏場の濃い緑とは違い、黄緑色や淡い赤っぽい色をしています。
新しく生えてきた葉っぱにはまだ葉緑素が少なく、十分な光合成ができないため、このような淡い色になっていると考えられます。光合成ができるようになるにつれ徐々に濃い緑の葉っぱに変わっていくというわけですね。
今の時期のホトトギスを観察していても、まだうまく「ホーホケキョ」と鳴けずに「ホーケキョ!ケッキョ」と頑張って練習している個体もたくさんおりますし、新しい一年に向け様々な命が躍動をし始めるのを感じています。
若葉萌えるグラデーションや、鳥のさえずり、今の時期にしか見聞きすることのできないフレッシュな新しい命の輝きが森や川や海には数多くあります。
そうした景色や姿を見ていると、何故か心身ともにリフレッシュでき、よっしゃやるぞーとエネルギーに満ち満ちてくるような気がします。 自然から生命力をお裾分けいただけているということでしょうか。
これから梅雨までは生命のシャワーを浴びることができる大チャンス!! 私が大好きな季節です。
私にとっての五月病は、もう外に出たくて出たくてどうしようもなくなってしまう方の病なようです。。。
くはー、もうたまらないほどに素晴らしい。この喜びを知れば、自然の捉え方、環境への認識も変わると思うんですけどね。守りたいとか、そんな上から目線の話ではなくて。もっと尊いもの。
そんな必要のない、欲を超越したニュートラルな感情。
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