2年目の麦わら農園「野山化」進行中
麦わら農園も協生農法2年目に突入!!時の経つのは早いものです。
去年の今頃はまだ畑を造成したばかりで土がむき出しの状態。
それが一年も経つと・・・
はい、徐々に「野山化」が進んでいるような気がします。
改めて比べてみるとビックリしますね。思った以上に変化しておりますな!!
ただ放っておくだけではなく、積極的に有用植物を導入し環境を整えていくことが大切だと思いますが、今の所は順調です。
急に変化すると周囲の反感もかうのでしょうが、多分毎日少しずつ変化していっているので皆さん目が慣れてきたのでしょうか?
父親も諦めたのか特に文句は言われなくなりました。むしろハヤトウリの成長を気にかけてくれるほどに。
散歩中の人などからも、ちょくちょく「頑張れよー」と応援の声をかけてもらえるようになってきましたし、認知してもらえるようになってきたのでしょうかね。
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果樹の大半が枯れ、植樹を繰り返す日々
無農薬、無施肥、不耕起で行っている私の畑。一昨年まで休耕田でありながらずっと耕され続けていたため、すぐには土壌構造が出来上がることはありません。
土がカチカチの劣悪な環境では植えた果樹も大半が枯れていきました。
去年の冬、見事な実を成らした木ユズも・・・
その後3本とも枯れました。。。
実をつけるというのは相当植物に負荷をかけること。
幼木の間は実をつけそうになっても、あえて落としてあげた方が良かったのかもしれません。
しかしながら、こんな環境でもマルベリーやあんず、イチジク、グミ、ブルーベリー、ヤマトタチバナは元気に成長していっています。
合うものは育つし、合わないものは育たない。 現在の土地に何が合うかを見つめ、探しだすこと。
冬に氷点下5度になる伊賀盆地で南国のフルーツが育つわけもなく、自分の傲慢さに気づいた1年目でもありました。
ただ環境が整ってくれば、これまで育たなかった果樹でも育つものが出てくるかもしれません。
こちらの一角は、食べた果物のタネをまく果樹造成ゾーン。
去年、ここに100粒くらい柿の種をまき続けた所、10個体くらい芽吹いてきました。
実生でどこまで大きくなってくれるのか分かりませんが、ここもまた楽しみの一つ。
元気に育ってくれさえすれば、渋柿でも甘柿でも何でもOK!!
畑には果樹の他に「山菜」も
こうした果樹以外の「山菜」も重要な有用植物。
山ウドはもうワッサワサ成長してます。 「芽がついていない根」を埋めたところからもしっかり発芽。
次々に生えてくる若芽を食用にすれば、8月まで定期的に収穫可能!!
強い!早い!美味しい! この強靭な生命力は協生農法の強力な助っ人になってくれますよ。
こちらはタラ。
挿し木で増やそうと思っていたところ、失敗して腐らせてしまったのですが、一応と思い埋めておいたところ1つから発芽してきました。。。 うーん、これも驚いた。
トノサマガエルやミツバチなど優秀なスタッフもたくさん集まってきてくれるようになってきましたし、5年、10年と植物の根や生き物たちのネットワークが徐々に理想的な土壌に近づけていってくれることと思います。
野菜に限らず、果樹、山菜、ハーブ、有用植物を植え、彼らが仕事しやすいような環境を整えるのが私の役目。
「草を刈りすぎて鳥から丸見えケロよ!」「シロツメクサを全部むしると花の蜜が取れないブンブン!」と怒られないよう、雑草ともタッグを組みながら共生していきたいと思います。
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