麦わら農園「石の上にも3年の変化」
この5月で麦わら農園が4年目に突入しましたーーー!!!!!!
いつもブログをご覧いただいている読者の皆様には心より感謝しております。。。
石の上にも3年と言いますが、丸3年も経つと随分見える景色や価値観が変わってくるんだなとしみじみ思います。
造成から丸3年経っても未だに農園の土はスコップも入らないくらいガッチガチの状態ですが、それでもニンジン、ダイコン、島らっきょ、ニラ、ネギ、イチゴ、山ウド、キクイモ、スナップエンドウたちは気にも留めず成長してくれます。
収量も安定とはいかないものの、それ相応は確保できるようになってきました。
あと、思った以上に増えるのがハーブ類。
レモンバームは大きなドーム状のような形状で年々膨れ上がっていきます。
ミントの類は、ミントテロという言葉があるくらい勢力旺盛で一畝を丸ごと全て覆いつくしてしまいました。
地下茎を伸ばして密集して増えていくので、他の植物が入り込む余地がないんですよね。
クローバーを駆逐してどんどん広がっていきました。
おかげさまで毎朝摘みたてのフレッシュハーブティーを楽しむ日々。
今の所はすごく有難い存在なのですが、、、他の畝にもガッツリ侵食していきかけているので、あと数年後には農園全体が巨大なミント畑になっている可能性もありますね。。。
野菜やミントだけでなく果樹も3年で随分成長したように思います。
マルベリーやブルーベリー、イチジクに伊予柑、ビワなど果実を収穫できる種類も増えてきました。
目に見えて樹勢も良くなっています!!!!
ヤマモモ、カリン、アーモンドは私の背を越えようとするくらいすさまじく成長しております。
どんなに強い風に吹かれても、折れずにしっかり根を張ってしっかり上へ上へと成長してくれる植物たち。
無農薬・無施肥・不耕起のため、慣行農法よりも成長に時間はかかります。サイズも小ぶりであまり大きくはなりません。
でも直向きに懸命に生きようとしている彼らの姿には日々感動を覚えますよ。
私も、私の家族も、そして農園の動植物全てがそうした力強いエネルギーをありがたく享受させていただいております。
造園当初はうまく行かずとも、3年経てば徐々に形は見えてきます。
どんな形にしていけばよいかわからなくても、農園の動植物達の声を聞こうとすればみんなが教えてくれます。
途中で諦めず投げ出さずに観察すること。
それが一番のコツではないかと私は思います。
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そろそろ苗も・・・いけるかな?
・・・と、めちゃめちゃ偉そうな書きぶりになってしまいましたが、所詮は農を始めて4年目のひよっこ。
「野菜づくり」の知識はほぼ皆無で、ウチの畑で何が育って何が育たないかをただ実験することしかできません。
うまいこと成長してくれる種類を発見する中で、どうしても育たないものもあります。
それが「夏野菜の苗」です。
キュウリ、ナス、トマト、スイカ、ピーマンなどなど一応ホームセンターで苗を毎年購入して定植してはみるものの・・・
一瞬で消えます。
世界の名だたるイリュージョニストたちが束になっても叶わないほどのスペクタクルショー。
衝撃の瞬間を目の当たりに・・・する間もなくいつの間にか消滅。
冬に定植したブロッコリーやキャベツの苗は、大きくはならないものの消えることはありません。
でも夏野菜だけは気がついたら、いなくなっているんですよね。
これからの時期は虫の勢いも雑草の勢いも日光の勢いもどんどん強くなってきますからね。
雨が降らないと土もいつも以上にガッチガチですし、水やりは降雨任せですし。
そんな過酷な環境に、よそで甘やかしてもらった苗では耐えられないんでしょうね。
「こんなところ来たくなかったー。嫌だー」という声が聞こえてきそうです。
一方で、タネから成長したものはそんな環境を百も承知で発芽してくるわけですから全く意識が違う。
特に種採りをしたものは、親から土地の情報を受け継ぐというアドバンテージもありますからさらに有利!
月日を重ね土壌が良くなっていくと、いつか夏野菜の苗も成長できる環境に変わると思うのですが、きっとまだまだ先。
それでも今年も実践のため、いくつかは導入してみる予定です。
造成から3年経ち樹木が著しく成長するのに伴い、明らかに農園全体のエネルギーが引き上げられたように感じます。
そのため、もしかすると今年こそは成長してくれるのでは!?と期待を持ってしまうのです。。。
4年目突入の麦わら農園。これからもブログで不定期発信してまいりますので、気が向いたら是非見に来てくださいね!
皆様何卒宜しくお願い致します!!