知的好奇心をくすぐる「三重県総合博物館MieMu」

最近、前にも増して娘がテレビやDVDにハマりにハマりまくっています。

ちょっと前まではミッキーマウスクラブハウス小さなプリンセスソフィアなどディズニー系ばかり見ていたのですが、最近はトムとジェリーが大ブームのようで、そればっかりエンドレスで流れています。

映像を観ている最中は、何を語りかけても無反応。

完全に「返事がない、ただのしかばねのようだ」状態。

いかん!いかんよこれは!実に由々しき事態ですわ!!!

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知的好奇心をくすぐる「三重県総合博物館MieMu

と、いうわけでなんとか娘の好奇心を取り戻すべく、先週日曜日に訪れたのが津市にある「三重県総合博物館MieMu(みえむ)」。

三重県の自然や文化、風土などを総合的に紹介している博物館です。

「博物館って、聞くだけで敷居が高いわー」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

学べるテーマパークくらいの感覚で気軽に利用できるのが、ミエムの特徴です。

最近はご無沙汰しておりましたが、うちの子供たちも結構ミエムが好きで「骨骨のゾウさんのとこに遊びにいきたいー」とリクエストをされることもしばしば。

ちなみに骨骨のゾウさんとは3Fのエントランスに展示してある「ミエゾウの全身骨格」のこと。

ミエゾウ(ステゴドン・ミエンシス)は全長7.6m、体長3.6mとケナガマンモスよりも大きく、日本国内で発見された哺乳類の中で最大の古代ゾウ。

1918年に三重県津市の河芸町で初めて発見され、ミエゾウの全身骨格標本の復元は日本初なんだそうです。

いやー、いきなりインパクト満点!! 子供が博物館を「骨骨のゾウさん」と呼ぶのも納得の存在感です。

このミエゾウ、展示の仕方もとてもユニーク。

ミエゾウの後ろにあるガラス。

中には、350万年前に付いたミエゾウの足跡の化石が。こちらは伊賀市の平田地区で見つかった足跡のレプリカだそうです。

ミエゾウがまるで歩いているかのように展示してあるおかげで、ものすごい臨場感!

350万年前、三重県にはこんな大きな生き物たちが暮らしていたのかと、具体的なイメージが膨らみやすいよう展示方法に工夫されているんですね。

知のテーマパーク「こども体験展示室」

ほかにも、子供が夢中になって遊べる場所があります。それが「こども体験展示室」。

室内全体が、三重県の生き物や文化などを遊びながら学べるアスレチックとなっています。

どんな生き物がいるのか、探検隊の服に着替えて調査開始!!(衣装は、ほかにも蝶になれたりします)

隊長がさっそく、土が盛られた謎の造形物を発見した模様。

中を調べてみると・・・ん?

なんと、モグラがひょっこり!!

どうやら謎の土の造形物の正体は「モグラ塚」だったようです。

次に隊員が見つけたのは大量の落ち葉。

どうやらこの中が気になる様子。

めくってみると・・・

土の中で暮らす幼虫や小さな生き物たちの姿が。(虫嫌いな方すいません)

枯葉の下に広がる生態系に興味津々。

・・・と、このように子供たちが「あれなんだろう?」という知的好奇心をくすぐるものが室内にたくさん隠されています。

こちらはアワビの大きさを測るコーナー。

三重県の海女さん達はアワビを取った際に、基準のサイズに満たないものは海に返すという習慣があります。。

海の恵みをいつまでも絶やさないためには、とりすぎないことが重要。その本質を遊びながら幼心に残せるのは素晴らしい学びだと思います。

この他にも面白い仕掛けが山ほど隠されています。このこども体験展示室入場無料なので気軽に来れるのも嬉しいです。

楽しいイベントも盛りだくさん

館内では、親子で楽しめるワークショップやトークショー、体験イベントなども定期的に開催されています。

今回、私たちが参加したのはMieMu体験隊「MieMuでイヌをさがそう」。

現在ミエムで行われている平成30年新春展示「三重のイヌたち」にちなみ、カードに書かれたヒントを頼りに館内をめぐりその場所や展示物を探ります。

こうして館内全体を歩き回ることで、「なるほど、こんな展示物があったのか」と私も知らなかった展示物が見ることができるので、なかなか面白い。この仕掛けは素晴らしいですね。

伊勢神宮に向かう「おかげ犬」や「紀州犬」、イヌの名前がつく植物など、三重と犬との深い関係を知れて嬉しかったです。と、いいますか所蔵資料の幅が広すぎ!さすがは総合博物館。。。

カードに書かれた指令をすべてクリアできれば、イベント限定の可愛らしい犬の缶バッチをもらうことができます。

まとめ

いやー、面白かった。娘だけでなく私も夢中になって遊んでしまいました。

子供たちとワイワイ会話しながら楽しく学べる、とてもいい場所だと思いました。

勉強しようと思うと辛いですが、自分から「なんで?知りたい?」という自発的に知的好奇心をくすぐる仕掛けが随所にあるのが素晴らしい。

学びの本質がここにあるのだなと勉強させていただきました!

名称 三重県総合博物館「MieMu
住所 三重県津市一身田上津部田3060
開館時間

火~金曜日 9:00~17:00
土、日、祝 9:00~19:00 

入館料 一般 510円 ※こども体験展示室は入場無料
学生 300円
高校生以下 無料 
HP http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/index.shtm

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