アウトプットが自己成長の鍵「ムダにならない勉強法」樺沢紫苑
読書の秋ということで、このブログに「本からの学び」という新しいカテゴリーを作ることにしました。
とは言っても、お恥ずかしながら普段は読書をする方ではなく、本の知識もあまりないため、現時点では書評ブログのような充実した中身を書けるとは思いません。。。
あくまで「自分なりに本から学んだこと」を自然体で書いていきながら、徐々に内容も深めていければと思っています。
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「ムダにならない勉強法」樺沢紫苑
第1回としてご紹介するのは、精神科医の樺沢紫苑さんが書いた「ムダにならない勉強法」。
「勉強しても、身についている気がしない」
「勉強しているのに、全く自己成長につながっていない」
そんな悩みを持つ方のために精神医学、脳科学、心理学で裏付けられた本当に身につく勉強法について書かれています。
アウトプットこそが自己成長の鍵
どのように勉強すれば一番効率的に記憶に残るのか、本書の中で作者は、再三「アウトプットすることの重要さ」について訴えています。
例えば、感銘を受けた本を見つけ、それを何度読み返した(インプットをした)ところで、記憶に残っているのはホンのわずかの期間だけ。インプットしただけだと、すぐに忘れてしまうのだと言います。
「人に説明できない」ということは「理解していない」という証拠。
そこで大事なのが「人に本の感想を伝える」「ブログに書く」などアウトプットをすること。
つまり、インプットした(本を読んだ)情報をアウトプットする(人に教える)ためには、脳内で自分なりに解釈しなければ伝えることができません。その過程で、自分の中に落とし込むことができるというわけですね。
本の内容を人に伝えられないようでは「本を読まなかったこと」とほぼ同じ。どこが印象深かったのかがわからないということは、頭の中に何も残っていないということですもんね。
確かに仕事でも後輩などに操作などやり方を教える機会があると、今の自分がどれだけそれを理解しているか確認することができ、足りなかった部分がわかりますもんね。勉強を友達や兄弟、子供に教える時もしかり。
勉強をしているのに結果が出ない、成長を自覚できないという方は、インプットするだけでアウトプットが出来ていないためなのかもしれません。
アウトプットして自分の理解できていない部分を見つけることこそ最良の勉強法だと学びました。
インプットとアウトプットをドンドン繰り返すことで、
螺旋階段を上るように自己成長する
さらに、アウトプットを前提にインプットし続けていくと、さらに得られる情報の量と質を飛躍的に向上させることができるそうです。本の中ではこれを「成長の螺旋階段の法則」と呼んでいます。
昔からよく芸人さんのラジオを聞くのですが、毎週毎週ネタが尽きない理由はネタ帳をつけているからだと思っていましたが、そうした努力だけではなく毎週アウトプットしていく内にトーク力や構成も上達しているためだったと気づきました。そう思うと非常に納得です。
私がこのブログを続けているのも、自分が面白いと思ったことを面白く伝えるための勉強になればというのが理由の一つ。そのことにちゃんと意味があったんだと背中を押してくれているような気がして、読みながらすごく嬉しくなりました。
これからも、楽しみながらインプットとアウトプットを繰り返して、少しずつでも自己成長につなげていきたいと思います!
学ぶこと満載の、すごく読み応えのある本でした。
目次
第1章 勉強によって得られる5つのことと、あなたの勉強がうまくいかない4つの理由
第2章 「楽しい」だけで脳は活性化する~精神科医の「脳楽勉強法」
第3章 人生をリセットする~精神科医の「大人の勉強法4つの戦略」
第4章 まずは基本を学ぶのが第一歩~精神科医の「真似ぶ勉強法」
第5章 インプットとアウトプットを繰り返す~精神科医の「入出力勉強法」
第6章 さらに自己成長が加速する~精神科医の「スーパーアウトプット勉強法」
第7章 「続かない」はこう乗り越える!~精神科医の「10年継続勉強法」