大寒の畑 冬野菜は霜にあたると甘くなる?
今日は二十四節気の大寒。大きく寒いという文字そのままに、一年で最も寒いとされる時期ですね。
今朝、畑に行ってみると霜がびっしり。
一面、氷の国のよう。子供はアナ雪みたいと喜んでいました。
空気中の水蒸気が昇華して氷の結晶になる霜。冷気のたまりやすく、風が穏やかな伊賀盆地は特に発生しやすいそうです。
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先日から観察を続けているブロッコリー。
その表面にも氷の結晶がこんなに。そんな中でも10センチくらいまで膨らんできました。
もうそろそろ収穫できそうです!
こちらは、しっかりと結球したキャベツ。
霜が降りると氷の彫刻みたいですごく美しい。
寒い今の季節の朝しかみることのできない芸術品です。
冬野菜は霜にあたると甘くなる?
寒さや霜にあたると葉が傷む(葉焼けが起こる)といわれる一方で、「冬野菜は霜にあたると甘くなる」とも聞きます。
冬野菜が甘くなるのは、寒さで凍結しないよう体内から水分を無くして糖度を増していくためだといわれています。通常、水は0度で凍りますが、糖分がふくまれている水はそれ以下にならないと凍りません。
冬野菜たちは、誰に教わるわけでもなく自然の摂理を知って順応させているわけです。すごい!
冬野菜は霜にあたると甘くなる、それは純粋に糖度が高くなるということもあるのかもしれませんが、それ以上に野菜のそうした強い生命力から、食べると甘くおいしく感じているのかもしれませんね。
販売用の野菜なら見た目を重視して霜対策もしなければいけないのかもしれませんが、私は自分達で食べるだけなので、霜の中で頑張って成長した野菜をいただきたいです。
生命力を感じる畑
ほかにも、この季節の畑で生命力を感じることがいくつかあります。
畑に植えてある果樹。全部落葉していて、失礼な話枯れているのか生きているのかわからない状態でしたが、
よく見ると、ちゃんと先端に芽がついていました。
寒い中、しっかりと春に向け準備を進めていたんですね。
疑いをもっていた自分が恥ずかしい。。。
まだまだ寒い日が続きますが、たくましい植物たちを見習っていきたいものです。