声を聞く
東京生活で2回目となる大型台風の襲来。
関東甲信越を中心に、今も台風19号による甚大な傷跡が深く残っています。
被害に遭われた方々に、一日でも早く心安らかな日々が戻ることを切にお祈りしております。
日本全体、世界全体が目を向けなければならないのは、何故こうした大型台風が毎年のように起きるようになってしまったのか、という起因。
海水温が高いから台風の勢力が強かった。
では、何故海水温が高くなっているのか。
これほど短時間で氾濫が起きるほど流量が増えてしまう原因。源流付近で水を溜めこめない理由はどこにあるか。
不自然な形に作られたシゼンの不条理。
「今回は自分達に被害が出なかったから」と今まで通り日常を過ごして良いのか。
もはや対岸の火事ではありません。
私達はこれからどのように行動していく必要があるのか。明日は我が身と自分の問題として捉える。
しかしながら、今行動を始めたとしても結果が伴ってくるのは数十年後、数百年後になることでしょう。
政府や都道府県、市町村に頼るのは対処療法であり根本治療ではありません。
誰かがいつかなんとかしてくれるという他力本願の受け身ではなく、未来の子供たちに何を残せるのか。
自然を怖がってばかりいても先には進めません。
壊したくて壊しているわけじゃない。
暴れたくて暴れているわけじゃない。
苦しいからどうしようもないから暴れてしまう。
自然は決して敵ではありません。
本来の自然は万物を生み出す存在であり、恐れ敬う対象。
私達は、ただそこに寄り添って生かしていただいているだけ。
「シゼン」として全てをコントールできる管理できるというエゴや考えは一旦忘れましょう。
もう一度、声を聞きましょう。まずはそこから。