畝も畦も関係ない野菜達
穏やかな冬。今年は恐ろしいほど寒くないです。。。
しかしながら、昨日だけは違いました。

畑が珍しく白化粧。2センチほど雪が降り積もりました。

今年は柑橘類のマフラーは必要なかったかなーっと思っていたんですが油断大敵。
まぁ、1日2日冷え込んだって何の影響もないんですけどね。

子供達と雪ダルマも作れましたし、珍しい景色を堪能することができました。

雪が溶けた翌日。
畑の様子を見に行ってみると

気持ちの良い快晴。
そういえば最近、全然畑に足を運んでおりませんでしたね。
まず目についたのはこちら。

手前の畝にご注目。

びっしりと生えそろっているのはシマラッキョウです。
以前紹介した際に、収穫&株分けを行ったのですがまた増えてきたようです。
絶好調ですねシマラッキョウ!!! 本気で愛してる!!

他にも、今年は葉野菜や根菜たちがやたら元気がよいです。

この緑に見えている部分はぜーーーんぶ食べられる野菜です。

ダイコン、カブ、春菊、ニンジン、コマツナ、スナップエンドウ、ソラマメなどなど密生混成の具合がスゴイ。
ちょっと種を蒔きすぎましたかね。

ダイコンも相当数が成長してくれているため、今年もタネを買わずに引き継いでいくことができそうです。

一方、スナップエンドウは昨日の寒さにやられてしまった様子。
花を咲かせるまでは耐寒性があると思っていたのですが、暖冬で成長が進みすぎ不意な寒さに気が緩んでいたのでしょうかね。
でも、こちらも何日か経ったら多分元気な姿に戻るような気がします。

協生農法を始めて3年目、野菜の生命力との向き合い方が変わり色んなことを学ばせていただきます。

蒔いた覚えのないところで発芽し成長を続けるこぼれ種野菜たち。

畑の中でここが畝だ、ここが畦だと一応決めていますが野菜達には全然関係ないんですよね。
この場所で〇日くらいでこのくらいの大きさに育ってよーと強要すること自体が不自然。
彼らは自分の意志でその土地に合った成長のスピードや大きさを決めているわけですから、私達はそれを見守り、時々いただけばいいわけです。
こうあるべき!こうでないものは認めない!というガチガチの基準ではなく、物事を柔軟に受け入れる重要さ。
何事でも方程式に当てはめることで安心感を得ようとする息苦しい社会よりも、ゆるーく許容しながら暮らせる社会の方がそりゃ楽です。
社会がそれを認めないならば個人が認めるしかない。その個人が集まり新しい社会やコミュニティを生み出せばいい。
思想や行動は自由です。畝も畦もありません。それを決めるのは自分自身の価値観。

春が来て、これからどんな一年が始まるのか楽しみです。
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