コリコリ食感の山菜「イタドリ」。簡単な下処理で激うま!
この時期になると、通勤中ある山菜に目を奪われて気が気でありません。
フキノトウ?ワラビ?タラの芽?コシアブラ?カンゾウ?行者ニンニク?
いやいや、もっと身近で大量に手に入る山菜を忘れていないですか??
その正体が何かというと・・・
こちらのイタドリ。
このシーズンになると、畔道や道路沿いなど、至る所に生えているのを目撃します。
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一見何の変哲もないただの雑草にしか見えませんが、これが食べるとメッチャメチャ美味しい山菜なんですよね!!
私はワラビよりもイタドリの方が好きです。
イタドリはタデ科の多年草。春に芽吹いて、大きいものだと2mくらいの高さまで成長するそうです。
三重県南部熊野地域などでは「ゴンパチ」とも呼ばれて盛んに食されているようですが、伊賀地域ではあまり食べる習慣がないんですかね?
良いサイズのイタドリが、いくらでも取り放題です。
「誰か取る人がいないのかなー」と思って毎日見守っているのですが、私以外は見向きもしていない様子。
イタドリの周囲に生えているタラの芽やワラビ、コゴミなどは、しっかり収穫されているのに、イタドリは完全に放置状態。わざと取っていないのでしょう。
そのうち、どんどん大きくなって食べ頃を逃してしまいそうになるので、ちょくちょく通勤中に取っているのですが、実に勿体ない。。。
イタドリの茎だけを食べる人もいますが、私は芽も食べるため、あまり育ち過ぎていない30センチくらいのサイズを収穫しています。
茎を折る時のポンという感触がまた気持ちいいんですよね。。。 竹のようにたくさんの節があり中空になっています。
コリコリ食感の激ウマ「イタドリ」
収穫してきたイタドリを食べるには下処理が必要。そのまま食べれないこともありませんが、めっちゃくちゃ酸っぱいです。
この酸味がイタドリの特徴なのですが、酸っぱ過ぎるのも問題なので、私は皮を剥いて3分ほど塩茹でして、一晩水にさらしてから料理するようにしています。
酸っぱさの正体はシュウ酸。塩水で茹でることで酸味を抜くことができます。
試しに、さらしている途中に水を舐めてみるととても酸っぱいです。
下処理さえ終えてしまえば、あとは揚げても煮ても焼いても何でも美味しい!!
こちらはイタドリのベーコン炒め。
油との相性がとても良いので、特にオススメです。
コリコリした食感がたまりません。
ワラビとタケノコの間みたいな感じですかね。
甘辛く煮ればフキの代わりとして食べることもできますよ。
茹で過ぎてしまうとコリコリの食感が失われてしまうため、お気をつけください。
新芽は丸ごと天ぷらに。
私はあえて酸っぱさを残すために芽は塩茹でせずにそのまま天ぷらにします。
強い酸味と甘い天つゆがまた最高に合うんですよ。
畔でも河原でも農道でも田舎なら何処にでも生えているイタドリ。
こんなに美味しい食材があるのに食べない手はありませんよね!
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