伊賀ぐり農園の「大地讃頌」
先日、麦わら農園の現状をお伝えしましたが、現在「伊賀ぐり農園」の様子はどうなっているのか、久しぶりに確かめにいくことにしました。
台風12号の後に初めて訪れるということもあり、もう恐ろしさしかありませんわ。。。
台風時、農園のある場所には避難勧告まで出ていましたし。。。
まずは、「伊賀ぐり肥料畑」から。
おー!
もう完全にジャングル状態ですね!
あぜ道がどこにあったのか、さっぱりわからない。
でも意外や意外。台風の影響を全然受けていないように見えましたね。
リンゴなど果樹も倒れずにそのまま残っていましたし。
ジャングルの中、ひと際目を引くのがこちらの野菜達。
枝豆です!!
もう収穫できるくらいまで、ふっくらと成長していました。
他にも、こちらはバジル。ジェノベーゼを作るだけの量はないので、ちょっとかじれるだけですけどね。
他にもカボチャやキュウリなどがツルを伸ばして成長していました。
田園地帯のど真ん中という吹きっさらしの場所にある「麦わら農園」に対し、周囲を民家の建物にぐるりと囲まれている「伊賀ぐり肥料畑」は台風でも影響が少ないということがわかりました。
<スポンサーリンク>
伊賀ぐり放棄地畑の「残存エネルギー」
しかしながら、伊賀ぐり肥料畑で枝豆やカボチャなど野菜が育つのは当たり前と言ったら当たり前なんですよ。
だって、祖母が去年まで使用していた肥料分がまだ土の中に残っているわけですから。
4つ立てた畝のうち、真ん中の畝2つは枝豆がグングン成長しているのに対し、両端の2つはそこまで成長していない。
つまり、肥料分は中央部分に集中して残っているということになります。
同じ野菜のタネを全ての畝に蒔いておくと、それぞれ土がどのような状態であるか、その野菜達が出てきて教えてくれる気がしてすごく面白いですね。
地中の肥料分が完全に抜けてからでないと、本当の協生農法は始まらないわけです。
一方、10年以上耕作を放棄していた場所に畝立てした「伊賀ぐり放棄地畑」はどうなっているでしょう?
お??
伊賀ぐり肥料畑よりも、こっちの方が明らかに成長しています!!!
10年前から肥料は使用していないのに、それ以上に育つ。
どうしてか?
それはチガヤなど、畝立てした場所に占有していた多年生植物の残存エネルギーによるものだと考えられます。
畝を建てた周りには多年生植物がビッシリ。
生命は生命によって育まれる。
正常な土壌、そこにすむ微生物、畑周辺に集まる生物達の力、そして植物のエネルギー、それらが調和することで野菜達も活き活きと育つことができることがわかりました。
残存肥料よりも残存エネルギー!耕さずに肥料や農薬も必要としない。
家庭で食べるだけの菜園ならこれで充分。
母なる大地の懐に、我ら人の子の喜びはある。
大地を愛せよ大地に生きる。
人の子ら 人の子 その立つ土に感謝せよ(大地讃頌より)
<スポンサーリンク>
伊賀ぐり放棄地畑の成長パワー、すごいですね!協生農法、すごいな、実践されているかたもすごいなと思っていつも記事を読ませていただき、元気を頂いてます。協生農法って、未来の地球を救う技術(という表現が正しいのかなんともですが)であると、ヒシヒシっと感じています。
SiSOさん
いつもコメントありがとうございます!
そうなんですよ。こうして結果が伴ってくると私も自信を持って皆さんに伝えることができます。
協生農法は未来に続くための今を切り開く技術。
大塚さんや舩橋博士のように大きな存在ではないですが、私のような協生家庭菜園実践者が一人でも増えてくれれば
やがて大きなうねりを生み出すきっかけを作り出せるのではと期待しています。
もちろん、実践できずともブログを読んで興味を持ってくださる、理解をしてくださる読者の皆様もまた、そのうねりの一部。
尊く有難い存在です!