ハロウィンの渋谷に思うこと

昨日はハロウィン直前の日曜日とあって、そりゃあもう様々なコスプレに扮した若者達が渋谷を占拠していました。コスプレをしていない私の方が「浮いて」いるのではないかと思うほど。

スクランブル交差点の周りには機動隊も出動し臨戦態勢。物々しい雰囲気とウェイウェイとした雰囲気が折り重なる混沌とした様相。

<スポンサーリンク>

私が出張に来るのは何故かいつもこのタイミングが多く、数年ごとにこの渦の中に身を投じながら狭い路地を進む羽目になります。

ゾンビに悪魔、セクシーな格好のお嬢様たちなど、路地を通る際に何故かハイタッチを求めながら歩いている人も多く、やたらとテンションが高い。

それに応じても良いのだけれど、ハイタッチしようと手を挙げた瞬間に誤って近くの女性の身体に触れようものならもう大変。痴漢アカン。そんなつもりじゃないなんて何の言い訳にもならず交番行き。メイク無しのゾンビ顔、南無。 実際、痴漢や盗撮で捕まっている人もいますからね。

とんでもない!そんな目に合うのは絶対に嫌だと、リゼのCMのごとく両腕を挙げながら真顔で歩いてみる。

すると、私がハイタッチを求めているように見えるのか「ウェイウェイ」と数人が私の挙げている手を的を射るかのように叩いてくるじゃないか。

違う。私の求めているのはコレじゃない。そんな一瞬のふれあいで心は満たされるもんじゃない。まぁ若干だけおもろいけど。

このままではいけないと作戦を変更。今度は自分の体を両腕でガシッと抱きかかえながら歩いてみる。

・・・心なしか私の周りから少し人が離れたような気がする。

むしろ隙間ができたことがほんの少し寂しいような気すらしてくる。この隙間はなにかい?心の隙間かい?

 

<スポンサーリンク>

しかしながら、止まっていた軽トラックを集団で押し倒すなど、えげつない暴徒化が進んでいるハロウィン。悪霊払いが悪魔に支配されてしまっちゃおしまいよ。。。 

仮に世の中への鬱憤が溜まっていたとして、そんなことで解決するのですか。すごいマイナスエネルギー。

翌日の朝、若者たちがゴミ拾いをするなど道を掃除している姿を見て、その行為は本当に素晴らしいことだけれどなんだか複雑な気持ち。

山積みとなる量のゴミを平気で捨てて帰っている人たちがいるってことですもんね。

大多数人が捨てたゴミを少数の心ある人が拾い掃除する。嫌な社会の縮図だな。

掃除を美談にするだけじゃなく、本質を変えにゃいかんね。

でもウェイウェイと高揚している中、そんなことに気づく隙間はないか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください