「大規模協生果樹農法」の視察研修@富士聖地

先日、静岡県まで遠征に行ってきました。

この日は、静岡のエコパスタジアムでラグビーW杯「日本VSアイルランド」が行われるということで新幹線こだまは朝から超満員。指定席は全て×印。ものすごい人気です。

緑のアイリッシュユニフォームに身を包む屈強なサポーターに囲まれながら自由席で移動する私。

完全に応援団の輸送車と化していました。

途中、新富士駅で降りようとしていると「どうしたんだいブラザー?ここで降りちゃうのかい?」と不思議そうな目で見つめられます。

私もそこそこガタイが良いので、その場になじみ何の違和感もなかったのですが…

いや、今日はラグビーの応援に来たわけじゃないですから!!

 

 

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私が今回、富士に来た目的はこちら!

大塚隆さん(むーさん)による「協生農法と植物活用法」の講習会に参加するためです。

富士山麓に位置する朝霧高原で実践している大規模協生果樹農園の視察もあると聞き、以前からどんな場所か気になっておりました。

もうね、どんだけ広大やねんと大声で叫びたくなるほどの解放感。

スケールが違います。御山が「よく来たなー」と出迎えてくれました。

地図のイラストではこんなに可愛らしかったのに、実際はとてつもない広さです。

農園内はぐるっと一周できるような周回コース。もともと野山だった場所に通路を作り協生果樹農園として利用しています。

植物の活用法を教えていただくため散策に出るのですが、今回の講習会には120名ほどが参加されたということで、通路は満員電車のごとくギュウギュウ詰めの状態。

アケビに

香木のクロモジ

オニグルミなどなど、豊かな有用植物たちがたくさん自生していました。

こぼれ種から成長したオニグルミの小木もいたるところに。

ここは楽園かな?と思うほど、素晴らしい環境でした。

さすがは聖地。。。惚れ惚れするほど良い気の循環です。

農園内の野菜達も成長率が違います。やっぱり野山はいいですねぇ。

イチから始めるなら水田跡よりも放置された山を利用した方が圧倒的に効率がいい。

麦わら農園のようにマイナスの状態から10年以上のロングスパンで少しずつ生態系が出来ていく過程を楽しんで行くなら話は別ですが、短期で生産を上げたいのであれば荒れた放棄地や野山を活用する方が良いと思います。

東京から2時間30分ほどとアクセスもよく、これから協生農法を始めたいと思っている方や興味を持っている方への体験モデルとして、これ以上ふさわしい場所はないのではないでしょうか。

数年後、たくさんの方がニコニコしながら果樹や山菜、野菜を採取している様子が目に浮かぶようです。

周回コースですし、そうした方々の陽のエネルギーが農園内に巡っていくことでさらに好循環をもたらすことでしょう。

むーさんの話を聞き、笑いがこだまする講演会場。

多岐に及ぶ協生理論のお話でしたが、皆さんの嬉しそうな顔を拝見する限りそれぞれ心に響くものがあったのではないでしょうか。

私も、協生農法友の会オフ会で知り合った関東の方々とも久しぶりにお会いすることができましたし、また新しい方々とも繋がることもできました。

今回の講習会を企画していただいた富士聖地スタッフの方々、ゴーリキマリンビレッジの方々に心から感謝いたします! 

雄大な富士の御山が微笑んでくれているような、そんな気持ちになった講習会でした。

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