貯水池ゾーンに「入居者」現る
畑に野菜だけでではなく果樹や樹木なども植え「大きな寄せ植え」のようにすることで、生物相を豊かにしようという協生農法。
より多く動植物達の力を借りるため、私はいくつかのエリアを造成してきました。
その1つが「貯水池ゾーン」。
マコモタケやショウブといった湿地など水場を好む抽水植物を植え、常に溜池状態にすることで水棲生物の拠り所になれば嬉しいなと思っていたのですが・・・
知らん間にオタマジャクシが生まれておりました。
カエル達がいつのまに産卵を行なっていたのか全然気づかず。いやー、驚いた。
周囲にはもっと広い田んぼがたくさんある中、わざわざ私の小さな貯水池を選んでくれて嬉しいような申し訳ないような、不思議な感覚です。
ここが安全だと思ってくれたのか、他の場所へ向かう途中に我慢出来ず産卵してしまったのかわかりませんが、麦わら農園に新しい入居者が現れ喜ばしい限りです。
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何といいましょうか、協生農法ってアパートの大家のような気持ちになりますね。
タネ蒔きする時も「こんな環境で良かったらどうぞ育ってねー」という気持ちでおりますし、ここで暮らしたいと挙手して芽を出す植物だけがこの場所で成長していける。
別の場所から引っ越してきた苗なんかは、麦わら農園の余りに過酷な環境に嫌気をさしてすぐに枯れてしまう。
無理やり「ここに住め!」と言われても嫌なものは嫌、合わないものは合わないわけですからしょうがないですよね。
気の合う仲間たちと一緒に、肩を寄せ合いながら暮らす協生農法。
畑で植物や生物に出会うと「大家さん、こんにちは」と声をかけてもらっているような気がして面白いです。
時々、入居して欲しくないお客様には強制退去していただくこともありますが。。。
こんな場所で良ければ、どうぞ気兼ねなく。
好きに暮らして、好きに家族を増やして下さい。
その代わり、家賃代わりにしっかり働いて下さいね笑