銚子川の回復力に脱帽。。。
随分更新が滞ってしまいました。こんばんは麦わらドングリです。
私は今、10月中旬から11月の中旬ごろまで紀北町の銚子川に来ています。
今回は、産卵のために川を下る「落ち鮎」を取材するため訪れたのですが、まさかの台風21号の襲来。。。
滞在している相賀地区は24時間の降水量約800ミリという豪雨により数棟が浸水の被害に会いました。
私が宿泊している民宿も例外なく1階の廊下まで床上浸水。お風呂のボイラーが壊れるという事態に。
雨水が増水する時、民宿から少し離れた場所で取材を行っていたため車は無事だったのですが、あのまま宿で待機していたら私たちが乗って来た車も水に浸かってダメになっていたでしょうね。。。
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取材先から宿に引き上げる際、車では戻れないので、胴長を履いて増水した町の中をジャブジャブ歩いて帰りました。相賀駅の周りはこんなにも低かったのか、踏切近くだけはこんもりと高いのかと、普段では決して気づくことのない、わずかな傾斜でも有事の際は命とり。
どの経路でどの場所に避難すればいいのか、事が起きる前に確認する重要さを身にしみて実感しました。いつも見ている町と一変した世界だったので、その夜は興奮して寝付くことができませんでした。
(ちなみに、増水した町の写真がないのは私の携帯が雨により不具合を起こしていたためです。)
平成17年の大型台風により、紀北町の船津川が氾濫した時、相賀地区全域が床上浸水しましたが、今回はそれ以来12年ぶりの床上浸水だったとのこと。もし船津川が氾濫していたらと思うと恐ろしい。。。氾濫危険水位は超えていたのでギリギリセーフ。
また今週末には台風22号が来る予報なので、注意したいと思います。
銚子川の想像を絶する回復力
翌日、銚子川の被害の様子を確認しに川に訪れてみるとビックリ。
ちょっと水位が増しただけでほとんど変化なし。
普通の川なら台風の翌日なんて濁濁のドロドロなのに、、、信じられない水の力です。
(ただ、台風が来て荒れた状態の銚子川も見て見たかったなーというのはホンネですが。)
午前2時には雨が止んだので、たった5時間ほどでこんなにも水位が下がるものなのか、それともそこまで水位が上がらなかったのか。
深夜に台風が襲来したため、真っ暗で確認できずにいたのが悔しい限りです。。。
3日後にはこの通り、元のピカピカの状態に。
いやー、銚子川の超回復力には度肝を抜かされました。
何故こんなにも早く、水が元の状態に回復するのか。数ある推論の中、一番答えに違いとされているのがこちら。
堆積物の中から湧き出た雨水。
これが銚子川の回復力や美しさを生み出すきっかけだそうですが、、、今後調査を進めて解き明かしていきたいと思います。