「曽爾古道」の大冒険
名張市の景勝地の一つ青蓮寺(しょうれんじ)。
その山間に「曽爾古道(そにこどう)」と呼ばれるかつての生活道があります。
娘が冒険がしたいと言うので、お弁当をもって家族でハイキングがてら散策にでかけることにしました。
登山口は、青蓮寺地区から奈良県の曽爾地区へと向かう奥山林道という山道の中腹にあります。
知っている人に教えてもらわないと、一人ではまず辿り着けませんので悪しからず。。。
今の時期は暑くもなく寒くもなく山歩きには最適!! 森の木々も青々と葉を茂らせ、めちゃくちゃ気持ちよかったです。
道の左側は杉の植林、右型は雑木林。地権者が道を挟んで違うのが良くわかりました。
途中途中に地元の有志の方が立ててくれた案内版があるおかげで道に迷うこともありません。
この日は「見晴らし台コース」を選択。
7歳になった娘は、自分から冒険にいきたいと言っただけあって、率先して野山を走り回っています。
少々やっかいなのが、こちら4歳の息子。。。
ちょっと歩くだけで、すぐ「疲れた」だの「帰りたい」だのと文句たらたら。
そんな時に大活躍するのがこちらのキャリー型リュック!!!
娘が生まれてほどないころ、メルカリで7000円ほどで購入したのですが、現在もバリバリ現役。
キャリーと子供のサイズが明らかにおかしいですが、抱っこで歩くよりもはるかに楽。
高みの見物を決め込まれながらずんずん進みます。
ミツバツツジに
イワカガミ
珍しいヒカゲツツジも発見!!!
4月の山歩きは、様々な花を見るのも醍醐味です。
見晴らし台へ向かう途中、2つの滝も見ることができます。
高さ2mほどの滝が連なる「二の滝」。
シャワークライミングができそうな「一の滝」。
どちらも水が澄んでいて、夏には沢遊びが楽しめそうです。
何か魚がいないか探してみましたが、陸上から確認することはできませんでした。
登山口から歩くこと20分。
見晴らし台へと到着!!!
青蓮寺ダム湖が眼下に広がります。
20分そこそこ歩くだけでこの絶景。市内にこんな良いところがあるなんて幸せです。
ここで、お待ちかねのランチタイム。
おにぎりがいびつなのは、私が出発前に慌てて握ったからです。。。
事前にこの日ハイキングに行くと決めていたら、妻が映える弁当を作ってくれたと思います。
完全な思いつきにもかからず一緒に来てくれただけでも大満足です。
あれだけ渋っていた息子も、食べ物を前にすればこの笑顔。
ちゅうか、相方のワンワン(抱きぐるみ)も持ってきていたんですね。知らんかった。
ご飯を食べて元気を取り戻したのか、帰りはキャリーに乗らず「自分で歩く」と最後まで歩き切った息子。
そんなことは今まで一度もなかったので、その成長ぶりに驚きました。
背中は軽くなり歩きやすかったですが、もうこのキャリーを使うのもあとわずかかなと少し寂しくも感じた春のハイキングでした。
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