地球沸騰化の時代の備え
国連のグテーレス事務総長が発表した「地球温暖化の時代が終わり、地球沸騰化の時代が到来した」というコメント。
世界気象機関(WMO)によると、7月の世界平均気温は観測史上最高ともいわれています。
それを象徴するような連日の猛暑。
農園内をぐるっと見まわるだけでも汗が噴き出してきます。
まぁ暑いのはギリギリ耐えられるとして、もう20日以上まとまった雨が降っておりません。。。。
こうなると麦わら農園の植物たちも、さすがにギブアップ寸前。
スイートバジルも
オクラも赤シソも
ピーマンも、ナスも葉をしならせ、明らかに「もうワシあきませんわ」という表情。
協生農法を長年実践している圃場では水やりを行う必要なくなるほど高い保水力があるのですが、こうなると話は別。
延命処置のため灌水を行います。
でも、ジョーロで少し水をかけるだけでは焼け石に水に過ぎず、すぐまたカラッカラになっちゃうんですよね。
家からタンクに入れて農園まで水を運ぶのもなかなか手間がかかるし、この時期だけだとしてもまぁしんどい。
そんなとき、知人から1000リットルの貯水タンクが中古で15000円で売っているという情報を聞き、
思い切って購入することに。
使う時期はごくわずかではありますが、今後のことを考えると持っていても損はないかなという判断です。
水やりうんぬんはさておき、「水」の備えはどれだけあってもよいくらい。何にでも使えます。
しかしながら・・・タンクがあっても、入れる水がなければ話になりません。
そこで目を付けたのが、知る人ぞ知る近所の湧き水スポット「竜王水」。
1時間に3トンを超えるという、膨大な湧水を活用させていただこうじゃありませんか。
昔からこの地区の人々は竜王水を神聖な水として大切に守ってきたそう。
こうした地下水や湧き水の存在って、これからの時代さらに貴重になってくると思うんですよね。
有難いことに今は美味しくて冷たい水がジャンジャン湧き出てくれていますが、いつ流れが変わってもおかしくないくらい環境も気象も何もかもが変貌しています。
定期的にここに訪れることで、ちょっとしか変化にも気づけるようになっていければよいかなと。
そして、なによりこうした命の水がある場所のありかを子供達にも伝えたい。
地球沸騰化の時代の生き方、あり方を伝えたい。
いい教材の一つかなと思っております。
とはいえ、1000リットルのタンクを満タンにするためには数十往復する必要があり、一気にとはいきませんので、気長にコツコツ溜めていきたいと思います。
せっかくなので貯水タンクの外枠を利用して、麦わら農園の看板でも飾ってみようかなぁ。
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湧き水、竜王水 何てすてきな名前でしょう。1時間に3.4トンの水量とは素晴らしい。とても助かりますね。
タンク購入おめでとうございます。
20日もまとまった雨がなくて、しかも連日の猛暑。
この状況下で麦わらどんぐりさんが、協生農法的にどのように水やりをされたのかとても興味があります。差し支えない範囲でまた教えてください。
こちらは連日の雨と冷夏で全く真逆ですが、気候が何かおかしいという点では同じです。知恵をしぼって環境とうまくやっていきたいです。
たつさん
水やりは別にそんな特別なことしてませんよ!
果樹や野菜の顔色を見て、枯れそうだったらバケツでバーッと水をかけるだけです。
こちらは台風による恵みの雨で、結局タンクからは1日しか水を汲みだす必要はありませんでした。。。
まぁ、また来年使います!
植物も動物もヒトも時代ごとの様々な気候変動や環境に順化して今まで歩んできたわけですし、
ライフスタイルや価値観、姿かたちを変えながら楽しく自然と暮らしていきたいですね。