2億5千万年の鼓動「パーマカルチャー沖縄合宿」

先日、年に一度開催されているパーマカルチャー研究所の合宿に参加してきました。

今回の開催地は「沖縄」!!!!!!

これまで北海道、石川と参加してきましたが、これで北は北海道から南は沖縄まで日本全土が合宿地のエリアに広がりましたね。すごい!!

私たち家族は沖縄初上陸ということもありテンション上がりまくり笑

せっかく沖縄に来たのだから、3泊4日で合宿のスクール生以外にも会いたい人や行きたいところを巡ることに。

まず訪ねたのは、読谷村に去年の11月から建造中のメロディービーチ

近年、海外資本により沖縄の土地や海がリゾート地として買収されるケースが急増。

森は切り開かれ、海岸の様子も昔とは比べ物にならないくらい変わっているといいます。

故郷の海をなんとかして守りたいと願う地元の人々がこの地を購入。

今後手をつけられないためにも、流れついた流木や建築の間伐材や廃材を利用して自作でプライベートビーチを建設していました。

とにかく美しい沖縄の海。初めて訪れる私にとっては度肝抜かれるほどキレイに見えるのですが、

きっとそれは目に見える表層の一部だけ。

周辺の生物群などは年々数を減らしているということなのでしょうね。

浜辺には時に様々な物が打ちあがってきます。

メロディービーチは、マレビト信仰さながらこうした漂流物を資源として大切に活用しています。

巨大な流木を柱に利用したブランコ。

ロープやイスも全て流れ着いたものを利用しています。

ブイのターザンロープ。

少し見方を変えるだけでゴミは資材に早変わり。

サンゴの欠片で作られた白いヴァージンロード。

お隣のビーチにはサンゴ礁を100年先まで残したいと保護活動に努めていらっしゃる方もおり、

皆が皆、地元の海や生き物を愛し、守りたいと願う姿が印象的でした。

8月1日の営業を目指しているということで、またOPENしたら皆さんに会いに行きたい。

協生農法にも興味を持っていただいたので、沖縄南国モデルを一緒に作っても面白いかなと思っております。

ちなみにプライベートビーチを作るメンバーの一人は、おもしろTシャツシリーズでおなじみ、ごきげんファクトリーのデザイナーである入江さん。

奥様のタカちゃんと去年から沖縄に移住してこのプロジェクトにも参加しているそうです。

沖縄のおすすめスポットもたくさん教えていただき、めっちゃくちゃ感謝!!! 

メロディビーチの皆さま、本当にありがとうございました!

 

二日目は、いよいよパーマカルチャー研究所の合宿!!!!

今回のメインは沖縄の海水で作る塩づくりです。

講師を務めてくださるのは、沖縄で自然循環と人と人との絆をテーマにした縄文式の村づくりなどにチャレンジしているピーターさん。

これまで腸活や縄文、引き寄せの法則などなど幅広い分野の電子書籍を40冊以上も発刊。

縄文時代と現代のテクノロジーを融合させ、誰もが笑顔で暮らせる丸い世界を目指しているそうです。

スクール生のふみかさんのご友人ということもあり、準備からセッティングまで全てご手配いただきました。。。

本当にありがとうございます!!

時間の都合により、今回はピーターさんが事前に30リットルから5リットルに濃縮してくれた海水を使用。

土鍋で煮詰めていくと、徐々に海水が結晶化。

舐めてみると完全に塩!!!

沖縄の塩は甘いんですね。

海水をくみ上げる場所によって塩の味は異なる。

それらが育まれてきた環境など背景を想像するとダイナミックですごく楽しいです。

水分がなくなり、底には見覚えのある形状が溜まってきました。

ご覧くださいこの量!!!

30リットルの海水から600gの天然塩が取れましたー!!!

本当はココから天日に2日ほど干して完成するそうですが、今回は割愛。

ウエッティ状態の塩をいただきます。

料理人としての経験も持つピーターさん。

炊きたての玄米でお結びを握ってくださり、天然塩をつけて食べることにしました!

うまぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!

パーマカルチャー研究所所長の三栗祐己さんも思わず目を見開いてしまうほどの美味しさ!!!!

大人も子供もバクバクといただき、あっという間に完食。。。

自家製の梅干しも最高でした!!!

同じ空間で同じ思想を共有しながら生きる喜びに感謝し共鳴する。

幸せっていうのはまさにこういうことなんだろうなぁと、合宿に来てスクール生の仲間たちと話をするたびに心が震えます。

こうした経験を子供たちと一緒にできるのがどれだけ豊かなことか。

塩は小分けにしてそれぞれお持ち帰り。最高のお土産が出来ました。

今回も素晴らしい合宿をありがとうございました!!!!!!!

来年は伊賀名張で合宿の企みもあり、、、少し毛色の違う合宿にしてもよいかなと色々と模索しております。

 

 

スクール生の皆様とお別れし、沖縄旅の最終日に訪れたのは沖縄本島の最北端、国頭村にある大石林山(だいせきりんざん)

ネイチャー好きな僕にピッタリだから是非行ってみてと、メロディビーチのタカちゃんに教えてもらい訪ねてみることにしました。

いやぁぁぁ、もう最っっっ高!!!!!!!

やんばる国立公園内に位置するこの場所。

2億5千年前の古生代に海の中で形成された石灰岩が、地殻変動によって地表に現れてできたそう。

それから数百万年という長い年月のあいだ雨や風などに溶食・侵食され、切り立った奇岩が林立する独特の風景がつくりあげられたとか。

沖縄本島が形を成し始める頃から存在している山ということもあり、パワースポットとしても知られているそうで、子供は「なんかピリピリするね!」と何かを受信しているようでした。

まぁそりぁ、なんかいない方がおかしいわねと思うほどの景観美。

山からは弥生時代の土器が出土しており、古くから神聖な場所として崇められていたことがわかります。

特に重要な意味を持つ聖地アシムイの龍神岩というものがあるというので、写真に撮ってみると・・・

なんか後光が差していました。。。。 

最高神(アマミキヨ)の降臨伝説もあるということですが、今の僕には到底まだ理解できない大いなるエネルギーがあることだけは分かりました。

こちらはアガリメーという御願所(うがんじゅ)。

新石器時代(2000~5000年前)のものだとか。

南東から陽の光が入るように造られていて、太陽信仰(アマテラス)とも関係が深いと考えられているそう。

さらに子供達は、初めて目にするガジュマルの大木に大はしゃぎ!!

ガジュマルには赤い髪をしたキジムナーという精霊が住むといわれているそう。

僕が何も言わなくても「キジムナーさん、こんにちは。ちょっとパワーを分けてくださいね」とお祈りを捧げている姿を見て、しっかり成長してくれている子供たちがすごく頼もしく感じました。

大地と大空の両方に根を張るように成長を続けるガジュマル。

価値観がさかさまになる現世は、どのように映っているのでしょうか。

不動の彼らの御心を見習いたいものです。

初日から最終日まで全てにおいて圧倒されっぱなし感動しっぱなしの沖縄旅。

2億5千年前の鼓動が今に息づくこの土地のエネルギーに感謝し、それを未来に繋ごうとする人々の願いを切に実感した素晴らしい3泊4日でした。

また必ず来ます。

2億5千万年の鼓動「パーマカルチャー沖縄合宿」” に対して4件のコメントがあります。

  1. たつ より:

    沖縄合宿どうだったかなと気になっていたので、体験や写真の共有ありがとうございます.30リットルの海水から600グラムの海塩がとれるのですね、塩むすびはさぞかし美味しかった事でしょう。

    沖縄は日本ですけど、海や山の景色が違いすぎて異次元です。
    聖地アシムイの後光がさした龍神岩の素晴らしい写真。今にも飛び立って駆け上がっていきそうな天馬にもみえます。
    大きな樹木のエネルギーも写真からも受け取れました。
    ありがとうございました。

    1. たつさん
      本当に異次元ですよね!育つ樹木や果樹の様相も違ってすごく勉強になりました。
      沖縄で協生農法を実践するとなると僕が得てきたこれまでの経験値もほとんど通用せず
      また一からの練り直しになると思いますが、それもすごくワクワクします!
      潮風に耐えられる野菜や果樹、ハーブの選定から始まると思いますが、なんせ楽しみです。

  2. M岸 より:

    隆起!隆起!!

    1. M岸
      さすがマグニチュード岸和田!!!
      ジオパートには反応してくれるんっすね(笑)
      やっぱネイチャーはいいわー。全国どこ行っても楽しめるわー。

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