協生農法の畑に命の息吹が

春は生命が最も華やぐ季節。ネイチャー系の仕事に携わっていると、特にそれを身に染みて感じます。
例えば川、寒い冬の間はほとんど生き物の姿が見えなかったのですが、徐々に日照時間が長くなるにつれ川底には藻類が繁茂。

そして水がぬるみ暖かくなるとハゼやアユの稚魚が藻を食べるため一斉に海から川へと遡上してきます。川にそうした小さな生き物が出てくるとそれを捕食する生き物も集まり、一気に川が賑やかに変わるといった感じです。

生命を求めて生命が集まる、まさに僕が目指している協生農法の仕組みそのもの!自然界の在るべき姿というか、人間が関与しているもの以外は全部そうです。

野山の木々を見回しても、黄緑や緑など色とりどりの若葉や芽、花がモコモコとして生命力を感じますよね。この季節はエネルギーに充ち満ちているような気がして元気をもらえるような気がします。

そして、そんな春の訪れがついに私の農園にもやってきました。

<スポンサーリンク>

造成後、ついに畑が・・・

前回は畑の果樹達の様子をお届けしましたが、今回は苗たち。

スイカ

ミニトマト

ちょっと元気がなくなってきました。。。 やはりダメか。。。
と思っていた時、畑のある変化に気づきました。

ん?


んん??


なんかちょっと緑化してきた!!

多分雑草か何かでしょうが、荒れ果てたカチカチの畑に少しずつ命が芽吹いてきました。さすが春!この調子で畑全面を覆い尽くしてください!!

さらに畑を見渡してみると・・・

なんか見慣れない苗が畑に点々と。ってか、こんなにいっぱい苗植えたっけ?

いや、これ苗じゃない芽だ!!

 

GWに植えたインゲンが畑のあちこちで発芽していました。
驚くべきはその発芽率、80%以上はあるのではないでしょうか。さすがは豆類!! 

豆類は、空気中の窒素を取り込む「根粒菌」を根に住まわせているため土に栄 養が無くても生きていくことができるそうです。その情報を知っていたので、実は密かにどの植物よりも期待していました。
豆師匠、これまで半信半疑でスイマセンでした。。。そして期待にこたえてくれてありがとう!

しかし、本来なら去年の11月に蒔いて今の時期に実をつけるはずの豆たち。随分と遅れましたが、これからどうなっていくのか見守っていきたいと思います。

苗床、絶賛進化中!!

さて次に、前回、芽を出していた苗床が今どうなっているかというと、こちら。

めっちゃめちゃ緑化してます。

驚くべきスピードでみるみる大きくなっていく芽達。これだけ育ってくると何の種類か分かるものも出てきました。

一番多いのがこちらのブロッコリー。意外や意外畑一面に密集して生えています。もっと繊細な野菜かと思ってました。

次に多いのがほうれん草。これも至る所に生えています。鰹節と和えておひたしで食べたいですね。

いやー、すごいことになってきましたよ。これは、あともうちょっと大きくなれば、ブロッコリーもほうれん草も間引けるようになるかも。そうすれば正真正銘の苗床の完成ですよ! まさに春爛漫!!