協生農園 表土緑地化大作戦

前回、なんとか農園の畝作りが完成。しかしながら、表土は土というか小石を積み上げた工事現場のような砂利の状態。土はカチカチで水やりをしても、すぐに乾燥するなど保水力は0。もちろん土の中に生命の影はありません。

<スポンサーリンク>

むき出しの表土の「緑地化」

まずは、この土地を緑地化させなければ何も始まりません。土に根を張り土壌を耕してくれる植物、そして根を分解する微生物や、ミミズにダンゴムシなど土を豊かにしてくれる生き物が住める環境を整えることが肝心です。

とにもかくにも、野山に近づけることが協生農法の必須条件! 表土はそのまま放っておけば徐々に雑草が生え揃い自然に緑地化していくのですが、それを力強く後押し(?)してくれるであろうメンバーがこちら。

ど根性野菜ともいわれ乾燥した土地に強い人参やゴボウなどの根菜類に、痩せた土地でも生き延びるといわれるキク科のレタスに春菊。他にも多年草のニラなどなど屈強な野菜たちに緑地化を手伝っていただきます。

種は筋つけをして一種づつ植えていくのが一般的ですが、協生農法は混生栽培が基本。種を混ぜ合わせ、畑全体にばらまいていきます。あとはそれぞれの種次第。

もし収穫できる状態まで育たなかったとしても、途中まで頑張って根を張った努力は次に畑に植える野菜に引き継がれます。

さらに、枯れて自らが微生物の栄養となり、来季以降の野菜たちの礎を築いてくれるのです。決して彼らの苦労は無駄ではない、ただでは枯れない、それが植物魂です。

とはいえ苗も植えてみます

こんな荒れ地に植えてめちゃめちゃ心苦しいのですが、ホームセンターで1つ80円ほどの安い苗を色々買ってきて植えてみることに。

基本的に肥料をあげれば、どんな土地でも大きく育てることができますが、無肥料で行う場合はその土地ではどんな野菜や果樹が育ちやすいのかを探していかなければいけません。 

そのために何十種類という植物を植え、この場所に向いている種を見極めていくことが必要です。鬼かと思われると思いますが、失敗は成功の元。その生き様をしっかりと見届けたいと思います。

今回挑戦してくれる勇者たちがこちら。

ミニトマト、青じそ、モロヘイヤ、オクラ、スイカ、ピーマン、ミニ白菜、白人参etc…

脳内では映画アルマゲドンの主題歌AEROSMITH『I DON’T WANT TO MISS A THING』がBGMとして鳴り響きます。

頑張ってくれ勇者達。君たちに未来の命運がかかっている!

 

そして、この土地が緑地化するまでに果たして何本の果樹たちが枯れずに残ってくれているのでしょうか。。。