ヤブカンゾウの季節
今年は、やたらと畑の植物たちが元気元気。
つる性棚の刀豆もグリーンカーテンの役割を果たしてくれそうです。
刀豆に絡みついているのはキュウリ。
1本だけでしたが、なかなかの大きさの実をつけてくれました。
苗を購入し植えたので、きっとすぐ枯れてしまうのだろうなと半ば諦めていたのですが、予想を上回る結果に。
徐々に土壌や周辺環境が整いつつある証拠なのかもしれませんね。
今年は、野菜だけでなく果樹たちもとても順調に成長しています。
イチジクはかなりの大実。
こちらは、なんとか越冬に成功した伊予柑。
可愛らしい実を結んでおりました。
伊予柑だけでなく温州系のミカンも何本か越冬に成功したのですが、今の所実を付けているのはこの一本のみです。
去年種蒔きした柿も10本ほど苗の状態まで成長してきました。
例年、この状態までは行くのですが、いつのまにか消えてしまいます。
でも今年はこのまま成長してくれるのではないか。何故かそんな気配を感じており期待が高まります!
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食べられる野草を増やしたい
肥料で膨らんだ野菜ではなく、周辺の環境や動植物に支えられ自らのチカラで成長した「生命力」をいただくというのが協生農法の醍醐味の一つ。農学というよりも植物学や生態学の分野です。
生命力が目的であればニンジンでもブロッコリーでも大豆でもキクイモでも種類は問わず、どんな植物でもOK。
そうであれば、何も野菜だけにこだわる必要はありません。
私が畑に取り入れているのが、この季節オレンジに彩ってくれている野草。
ヤブカンゾウという食べられる多年草です。
八重咲きの花は一日で萎んでしまうためワスレグサとも呼ばれています。
春は若芽を、梅雨時期は花が咲く前の蕾を美味しくいただくことができます。
見た目も美しく、食べても美味しい。しかも毎年生えてくるという大変ありがたい存在です。
ヤブカンゾウや山ウド、タラなど勢力旺盛な多年性野草を導入することにより、気象条件を問わず安定して季節ごとの収穫を得ることが可能に!
こうした有用植物を積極的に導入していることで植生の幅も広がり、より多様化が進んでいるような気がします。