梅雨の夜空を彩る「ホタル」の力強さ
6月中旬の夜、私が毎年心待ちにしているとある生物の命の営みがあります。
その生物がやってくるのは名張市赤目地区にある山奥の川。
人里離れた場所にある小さな川。街灯もなく、日が暮れると完全な浄暗。
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そんな中、ほわわん、ほわわんと辺りを照らしてくれるのが
そう、梅雨を代表する生き物である蛍(ホタル)です。
闇夜を100匹以上の蛍が乱舞する様子は圧巻!!!
去年は少なかったのですが、今年はものすごい数です。
満点の星空と蛍が解け込むような不思議な光景。
蛍が舞う様子は星が地上に流星群のように降り注いでくるようにも見えます。
力強い光でメスにアピールするオス。この光は命の輝き。
蛍は成虫になって10日ほどしか生きられないので、このわずかな期間に自分の全てをぶつけるしかありません。
ピカピカと光で会話をしながらパートナーを探し産卵、そして生を終えていきます。
キレイだなと思う以上に、はかなく美しい光の中に命の尊さを感じます。
今年も子供と一緒に見に行きましたが、それはもう大興奮。
家の周りでも数匹くらいは飛んでいますが、川全体に蛍があふれ、四方を蛍に囲まれるという体験はなかなかできるものではありませんからね。
もう子供たちが少し大きくなったら、ホタルを見ながら命の話や環境の話もしていこうと思います。
「蛍」といえば、現在開催中のサッカーW杯に日本代表として選ばれている山口蛍選手も名張市赤目地区出身!
日本を明るく照らすホタルの光となることができるのか、期待したいと思います。
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