協生農園の収穫体験&ホタル観察
先日、ハツカダイコンの収獲ができるようになったドングリ農園。
タイミング良く、愛知から大学時代の友人S浦ファミリーが遊びに来てくれました。
今回、来てもらった目的は協生農法ではなく「夜のホタル観察ツアー」。
この時期、名張市のとある場所では何百という蛍が乱舞します。それを見てもらうためにはるばる来てもらったのですが、せっかくなので野菜の収穫体験もしていただくことに。
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不思議な不思議なハツカダイコン
さっそく、ハツカダイコンを収穫。土から頭が見えているやつをどんどん取ってもらいます。
「すごい、めっちゃでっかいじゃん」との感想もいただき、気分はホクホク。
…では、せっかくなので洗って生のまま試食していただきましょう!気になるそのお味は??
「え?なんで??全然辛くない!?!?!?」
そうなんです!!協生農法で育てたハツカダイコンには、あの独特の辛さがほとんど無く、むしろ口に入れた瞬間、かすかに甘みがするくらい。さらに水膨れもしていないので、身がギュッと引き締まって食感がかなりいい!!
しかもこれ、ハツカダイコンに限ったことではありません。
以前、協生農法の本拠地で食べた時も、ニラもニンニクもゴボウでさえ全て生食できるほどクセがなくおいしかったんです。
そのため、野菜嫌いの子どもでも食べることができるというわけですね。これまで野菜は一切食べたことがないと言っていた子どもが僕の目の前でバクバクとスナップエンドウを食べ始めた時は本当に目を疑いました。
豆類の甘さは他の野菜に比べても際立って高かったので(なんと糖度16度)、果物感覚で食べていたのだと思います。いつか、そんな畑が作れればと思っていたのですが、こうして辛くないハツカダイコンが生まれたことで、一歩、夢の畑に近づいたような気がします。
収獲の対価は労働で
お土産としてハツカダイコンを持って帰っていただく代わりにS浦ファミリーに植樹のお手伝いをしていただくことに。
若い労働力、かなり助かります!!今回植えたのはユズ×2、ザクロ×2、ブラックベリー×1の計5本。これで総勢25本。 これで畑に植える果樹は揃った感じかな。
苗床のブロッコリーとほうれん草を移植
さらに、良い機会なので苗床からポットに移していたブロッコリーとほうれん草を畑に移植します。
ポットから取り出すと…
すごい!根がびっしり!!ポットはかなり窮屈だったでしょうね。。。苗床から取り出した時は、ひょろっとした根が1本伸びていただけなのに、、、素晴らしい!
しかしながら、畑はポットの土のように軟らかくはない過酷な環境。移植して、うまくなじんでくれるかは不明です。これから本格的な梅雨を迎えるので、しっかり育ってくれることを願いましょう。
畑もいいけど蛍もね
協生農法を満喫していただいた(?)後は、お待ちかねの蛍観賞ツアー。場所は名張市赤目の某所。
僕は名古屋にいる頃から、時間を作っては岡崎に蒲郡、豊田など、蛍が多いといわれる場所を見に回っていたという無類の蛍好き。
成体になってから1週間ほどで死んでしまう蛍。その光は、わずかな期間に次の世代へ命をつなごうとする命の輝きの美しさと言えます。そのキレイな光に宿るはかなさ、など全てが愛おしく思えてとにかく好きです。
去年、たまたま名張でもたくさん蛍を見ることができるという、その場所を知ったのですが…度肝抜かれましたね。
もう目の前全部が蛍、蛍、蛍。何百、何千という蛍が川中に乱舞していました。言葉がでない、むしろ代わりに涙がでるくらい。
特に驚きなのは、人工的に蛍の餌場を作ったり、放流して増やそうとしたわけではないということ。
そこは限界集落になっていて住民はほとんどいないため、生活排水や、農薬などによる農業廃水も川には入りません。そのため、徐々に蛍が住めるような自然の状態に戻っていったというのです。(元々、そこには蛍が多かったいう説もあります。)
今年の蛍の数は…!?
さぁ、去年がそんな状態だったということもあり、今年も期待が膨らみます。ワクワクしながら、その場所に向かいました…が…、めっちゃめちゃ少ない。。。
数十匹がふわふわと飛んでいる程度。しかし、それでも「すごい!!めちゃ飛んでる。キレイ!!」と喜んでくれたS浦ファミリー。なんか気を遣わせちゃってスイマセン。。。
でも、こんなもんじゃないんスよ!もっと圧倒的な輝きなんスよ!!
今年は雨がめちゃめちゃ少なかったから、それが原因だと考えられますが、それにしても残念だ。。。
S浦ファミリー、来年もう1回リベンジさせてください!!