エコロジカルフットプリント

打ち寄せる波、潮の満ち引き。

沈んでは登る太陽、照らす海水面の輝き。

永遠にも感じるこのリズムの中で、
僕たちは錯覚してしまった。

海は不動である、変わらないものだと。


母なる海は今や死の海へと変貌を遂げ
ヘドロの海と化していても、それを前にして海は広いなと口荒む。

砂浜につけた足跡を振り返ったことは
あるだろうか。

これまでの私達の歩み、
それはすべて足跡として残っている。

浜風や波が跡をさらっても、
付けて来た現実は消えることはない。


エコロジカルフットプリント。

人類が環境にどのくらいの負荷を与えて来たかを記す言葉だ。
フットプリントとは足跡のこと。

振り返れば足跡に。
前に進めば道となる。

踏み荒らし、踏み固める。

これまでと同じ道を進めば、
どんな足跡となるのか、
それは嫌というほど見て来たはずだ。

何故、それに気づかなかったのか。

それは靴を履いて大地が発するメッセージを遮断していたからに他ならない。


今こそ靴を脱ぎ捨て、裸足になって
新しい道を歩んで行こう。

振り返れば花畑が広がるような
柔らかな足跡を付けよう。

歩む先は、暗く先の見えない暗闇だ。


一面にガラスの破片が散らばっているかもしれない。

深い深い落とし穴があるかもしれない。

だが、そんなものは関係ない。


やがてこの道を歩んでくれるであろう、
まだ見ぬ子ども達のため、
光を灯しながら未来を切り開き
希望の橋をかけるのだ。

こんな困難な道を、一緒に切り開こうと
笑顔で肩を貸してくれる同志も増えて来た。


偽りの笛吹きだと揶揄されても良い。
歩んできた足跡だけは嘘を付かないから。

心地よい音色に身を任せ、
道化を演じて歌い舞いながら
進んで行こうじゃないか。


頭の中で好きなアーティストの曲が
こだまする。

【こだわることやめてしまえば 過去が嘘に変わる】

【ひとりで生きていたならば ひとりで生きていないから
 予想遥か越えていく 嬉しさを知っているのさ】

【原動力はいつも ひとりで生きていないこと】

SUPER BEAVER
「ひとりで生きていたならば」より


こんな私の話を聞いてくれるという優しい方々、裸足の伝道師として講演会やワークショップのご依頼をお待ちしております🙇‍♂️

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