不耕起1年目・雪解けの畑

先週までは朝起きたら雪景色が多かったのですが、今日起きたらこの通り。

一面めっちゃ霧。

雪に霜に霧にといろんな表情を見せてくれるので毎日飽きないですホントに。

今日は比較的暖かかったため、畑に残っていた雪もすっかり溶けています。

でも、雪解け直後の畑はこのようにドロッドロ。一歩ごとに足跡がくっきり。。。

去年まで田んぼとして耕され続けた跡地を畑にしてみたのですが、不耕起1年目では土はまだ田んぼの時と同じ、粘土質のままですね。 

指をつっこんでもそのまま形が残ります。かなりの泥、シルト具合。

粘土質の土壌は、とにかく水はけが悪い。。。

雪が解けた水がそのまま畦にたまってしまうことも。

実は1反の畑の内、3分の1はこんな具合。

野菜や果樹たちによってはかなりの悪環境です。水はけが良い場所と悪い場所、比べてみると一目瞭然。

例えば、こちらが比較的水はけが良い場所で育ったニンジン

10センチほどと小さいことは小さいですが、このくらいのサイズなら全然問題なし!

 

一方、水はけが悪い場所で育ったニンジンがどうなるかというと・・・

ここまでは、さきほどのニンジンとほとんど変わらないようにみえます。

しかし、いざ引き抜いてみると・・・

ここから先が、全く伸びていないんです!!!!!

水が溜まりやすいということは、土が固まりやすいということでもあります。

きっとこれより下は硬すぎて根を伸ばせなかったのだと思います。

左が水はけの良い場所のニンジン、右の2つが水はけの悪い場所のニンジンです。

水はけの悪いニンジンは、団子ニンジンとでも名付けましょうか。畝でとれる大半が団子ニンジンになっていました。

水はけが悪すぎるところは、春までに畝の上にもうちょっと土を盛りなおして高畝にしてみようかと思案中。

あとは、もうちょっと溝をうまく切って水切りをよくなるよう工夫します。

もちろんその場所は、不耕起栽培としては0にリセットされてしまいますが、実験することも重要。色々試しながら自分なりの畑を築いていけたらと思います。

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雪解けを待っていた野菜も

なんとか雪が溶けるほど暖かくなってきた畑。それを心待ちにしていた野菜がいます。

それがスナップエンドウなどの豆類!!!

11月5日にタネを撒いてから今の今まで全っ然、芽が出てこなかったので、正直もう出てこないものだと思ってました。。。

今回は、土がカチカチの場所をわざと選んで豆の種をまいたので、それが悪かったのかなと考えていたのですが、

硬い場所だから普通の畑より発芽までに時間がかかっていただけだった(?)ようですね。

発芽率70%というところでしょうか。硬い場所にも関わらず、これだけ出てきてくれるのでしたら大満足です。

こちらはソラマメ。カラスにほじくられずにいてくれたようでホッと一安心。

野菜も人間も大事なのは「根っこ」

今回は、水はけの悪い場所で育った団子ニンジンと、カチカチの場所で発芽した剛力豆類の近況をお届けしましたが、なんせ不耕起1年目は悪環境ですねほんと。。。

種は自分自身で育つ場所を選べません。

でも必死に根っこを伸ばしてどんな場所であっても、与えられた場所で精いっぱい命を全うしようとひたむきに生きています。

一方、私たち人間は叶う叶わないは別として、住む場所も、仕事も、生き方だって、自分の意志で望むことができます。

だからこそ自分で選択した道には自信を持って生きていきたい。

間違えたと思ったら、やり直すことだってできる。

嫌だ嫌だと愚痴をこぼしながら、後ろ向きで過ごすのはもったいない。そう思うんです。

心に信念という根っこを張って、今日も一緒に太陽眺めて、上向いて生きていきましょう!!

 

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